hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

music

追悼 ダニー・フェディリーシ

Eストリート・バンドのキーボード奏者ダニー・フェデリーシがガンで亡くなられたそうです。米国時間4月17日の午後とのこと。偶然見た五十嵐 正さんのブログで知りました。ブルース・スプリングスティーンのもとでは40年間一緒に演奏していたそうです。クラ…

『Getz/Gilberto』と『RIO』

ボサノバとサックスといえば、スタン・ゲッツ、イパネマの娘、と連想するのは安直かもしれない。一方それはボサにハマった人には評判がよくない音でもある。スタン・ゲッツ&クリード・テイラーがジョアン、トム・ジョビンを担ぎ出して作ったアルバムとポー…

フジロックフェスティバル’07〜フル参戦の気持ちよさよ!

今年のフジロックはホントいい天気に恵まれた。参加した過去3年間ではダントツ。29日の午後2〜3時ごろに若干雨が降ったけど、こんなの降ったうちには入らない!最終日には同行者の皆さんが長靴をしまっていたほど。そして今回は初の3日間すべてに参加。初日…

ピーターバラカンに始まり、熱狂の日で終わる。

遅くなったのだけど、GWのことを少し。まず初日の土曜日。UPLINKで『ピーター・バラカントークショー ザ・チーフタンズを語る』というイベントに参加した。チーフタンズは今年で結成45周年。映像を見てその人懐っこさが人気の秘密と知る。そしてメチャク…

5月、6月、7月は音楽月間!

今日は久々にこっちにも書きます(最近mixiばっかしなんですよ) 朝からチーフタンズ関連のアルバムをせっせとiPodに入れていたら、あることに気がついた。5月末はダーティ・ダズン・ブラスバンドのライブがあるんだって。で6月始めがチーフタンズでしょ。…

Fame At Last!

「受け継がれる」ことというのは悪いことより、いいことが多いのか。 今日それを感じたのはジョージィ・フェイムの『Fame At Last!』を聴いたから。この盤も含む一連のシリーズは一度売り切れていたのだけど、今月から再発売されている。 とにかくコステロに…

「誰が何をやってもいいんだ」と教えてくれた

12月22日はジョー・ストラマーの命日。映画『VIVA Joe Strummer』はその日まで公開だったし、The Clashの19枚組シングルボックスなんていうのも発売される。 「Rock the Casbah」から聴き始めた、ほんの少しのところで後追いだった僕にとっては、数年前まで…

矢野顕子さとがえるコンサート2006

「PRESTO」から始まり「電話線」や「David」とか「そこのアイロンに告ぐ」とか「中央線」とか「ごはんができたよ」とかエルレガーデンの曲をまたしても演奏とか「キヨシちゃん」っていう清志郎のオマージュの新曲とか、名曲のオンパレードだったのだが、何よ…

finetune最高!

アメリカは音楽に自由な国だ。ここでいう「自由」とは著作権のこと。 僕のもう一つのブログ 『抹茶の泡〜しとしと日記2 Music's Been Good to You』の右上のプレーヤーをクリックして欲しい。 僕と(一部はランダムでfinetune側が)選んだ45曲がフルバー…

アメリカを唯一征服した非英語圏の音楽

昨日買ったCDの解説に、ブラジルのバールではギターの上手い奴が店に入ってくると、そいつに演奏させ、そのあと曲目、技術について一晩中笑いながら語り合っているというような話が書いてあった。 そして、今読んでいる林伸次さんの『BOSSA NOVA』という本…

微妙な関係〜ワンダ・サー『ヴァガメンチ』

今晩はワンダ・サーの『ヴァガメンチ』を聴いている。ジョアンのライブが60〜70年代のブラジル音楽熱を復活させ、昔買ったCDを引っ張り出しては聴いているのである。(ちなみに『パジャマを着た神様』によると、こんなにもマニアックなアルバムをCD…

ナラとボサノバと日本人

またまた登場の『パジャマを着た神様』では、ナラ・レオンの晩年のことも書かれている。脳にできた腫瘍との戦いの中、彼女は死の直前まで様々な音楽活動を行っていたらしい。 最後のアルバムは日本のレコード会社からの依頼により録音された。アメリカのスタ…

ジョアンとブライアン

何度もここで紹介した『パジャマを着た神様』にボサノバという音楽がブラジルの音楽界に与えた影響について書かれた章がある。 大雑把に言うとナイトクラブのお客さんを対象にした歌詞が多かったブラジル音楽を、海と明るい女の子というイメージに持って行っ…

2006年11月5日 ジョアン・ジルベルト来日公演二日目のセットリスト

昨日の終演時に2階ホールへ出たところ、ひとだかりができていた。もうセットリストが張られているんだ!と喜んで見に行ったところ、それは土曜日のものだった。土曜日の公演は当日張られていたから、それは予定通りの演奏で、もしかしたら今晩は珍しい曲でも…

ジョアン・ジルベルト来日公演〜スーツの下はパジャマだったのか

会場に向かう前に自宅でルイ・カストロの書いた『パジャマを着た神様』を読み、ジョアンが90年代をどう生きて行ったかを知った(この本はかなり前に買ったのだが、途中までしか読んでなかったので「ジョアン」と題された章までたどり着かないままだったのだ…

Karen Dalton『In My Own Time』

さて、写真日記にしてからアクセス数が激減。そろそろ普通の日記に戻そうと思う。それでもサッカーはmixiにして、こちらは音楽中心に。 再開第1回目は最近よく聴いているアルバムをご紹介。 写真左からKaren Dalton『In My Own Time』、Miles Davis『Bitches…

また聴ける喜び〜ジョアン・ジルベルト来日公演

再びジョアンがやってきた。3度目の来日公演だ。 僕は明日(日曜日)に行く予定。今日の公演を見た人たちのブログや書き込みを見るとジョアンの調子も良さそうなので期待大。また「アリガト」が聴けるか!(笑)ホント楽しみ。 終演後会場に張り出されている…

琉球フェスティバル'06

初めて琉球フェスティバルに行くことができた。昨年、1昨年と行こうと思ったのだが、都合が合わず今年ようやく実現したのだ。 そこには沖縄の世界が広がっていた。特に夜のとばりが降りてから、奄美大島をルーツに持つ神谷千尋、中孝介が出演する頃には場内…

音楽に導かれて行き着くのさ〜♪

収録曲のほとんどで聴くことができるホーンセクション。まるで60年代のスタックスサウンドだ。これが清志郎の歌とメチャクチャ合う。この時点で病気の進行はどうだったのだろうか。それを全く感じさせないソウルフルな歌声。そしてスティーブクロッパーの…

アンフィールドの芝生を懐かしそうに見ていたCさん

さて、いろいろあった一週間。 メールありがとね、Kさん。『紙屋悦子の青春』ですか。うん、早く観に行かなくては。 さて、昨日はソウルにいるはずのCさんが突然東京にやってきて緊急の飲み会。 積もる話もたくさんあり、時間が足りなかった〜。 その中でも…

歴史を伝える、ということ

40年間というのはどんなに長いのだろうか。 1966年から2006年まで。 1966年は昭和41年。 6月にビートルズが来日。ジョンがヨーコに出会った年。 名作『リボルバー』が発表された年。 ザッパの『フリーク・アウト』 ディランの『ブロンド・…

『Hosono House』を聴いて

「昔のメロディ、口ずさみぃ〜」で始まるのは細野晴臣の”ろっかまいべいびい”という曲。iPodで聴くよりスピーカーからちょっと小さい音で聴くほうが似合う曲だ。2週間前にハイドパークミュージックフェスティバルに行ってから、ニューミュージック以前の、4…

驚きを求めること

今月号のミュージックマガジンはスクリッティ・ポリッティの特集をしている。そこに書かれている高橋健太郎氏の原稿がいい。1985年に発売された『Cupid & Psyche 85 』の頃のことを上手く書いているのだ。あの頃は知らないことに対して驚きをもとめて世界中…

New Orleans、What's Going On

僕がこの地の音楽を知ったのは中学生の頃、ピーター・バラカンさんのラジオ番組がきっかけだった。ニューオリンズ音楽の特集でミーターズの"Hey Pocky Away"を聴いて一発でノックアウト。そのあとアーニー・K・ドゥの”Mother in Law”やDr.ジョンの”Iko Iko"…

radio radio〜小さなスピーカーとネットラジオ

今から2年前、ヨーロッパ旅行に行くのに合わせて小さな携帯スピーカーを買った。iPodにつないでみんなに音楽を聴かせようというつもりだった。あたりまえながら観光、飲み会続きでそんな機会はなくカバンの中に入れっぱなし。そして帰国後もステレオのある…

内向きに近づいて行く時期〜『TRANSA』

なぜかいきなりカエターノ・ヴェローゾにハマっている。もうすぐ新作が出るってことは関係ない。よく聴いているのは初期のロンドン亡命時代の曲なのである。71年発表の2作品、3作目の『CAETANO VELOSO』と4作目の『TRANSA』がいい。 当時ブラジルを牛耳…

ハイドパークミュージックフェスティバル〜自転車に乗って♪

スーパーサッカーでダービーを見た。こんちくしょうって感じ。だからこのハナシは書かない。 今日は埼玉県狭山市にある稲荷山公園で行われた「ハイドパークミュージックフェスティバル」に行っていた。一番の目的はアサイラム・ストリート・スパンカーズの演…

ディランの素敵なニューアルバムとデューク・エリントン

Asylum Street Spankersの日本での発売元はBuffalo Records。ここのHPから抜粋して紹介すると、このレーベルには「アメリカの歴史や文化に根ざし、それらを現代風に解釈した音楽スタイルがたくさんあります。大地から生まれた栄養たっぷりで温かく、しかも「…

ボン・トン・ルーレー

明日はひさびさ関東でのセレッソ戦。ヨシトは見ることができないけど、初セレッソ名波が見られる!!って喜びたいところ。 しかし! 今週に入り仕事がとても忙しいので、見に行くことができないかもしれないのだ。国立だったら6時に会社を出ても間に合うの…

ジョニー・キャッシュの『パーソナル・ファイル』

グラム・パーソンズの『コンプリート・リプリーズ・セッションズ』のDisk 3『オルタネイト・テイク』を聴いて思い出したのはジョニー・キャッシュの『パーソナル・ファイル』だ。このCD2枚組のアルバムはキャッシュの私生活が安定し始めた1973年から1…