ピーターバラカンに始まり、熱狂の日で終わる。
遅くなったのだけど、GWのことを少し。
まず初日の土曜日。UPLINKで『ピーター・バラカントークショー ザ・チーフタンズを語る』というイベントに参加した。チーフタンズは今年で結成45周年。映像を見てその人懐っこさが人気の秘密と知る。そしてメチャクチャ上手いドブロ奏者ジェリー・ダグラスとチーフタンズの共演という選曲はピーターさんならでは。イベント終了後にはピーターさんからサインを貰い、写真を撮らせて頂き、長年のピーター・バラカンファンにとっては素敵な一日だった。
5月1日。再びUPLINKで『世界は音楽でできている』というイベントに参加。静かにぼそぼそと語る音楽評論家 北中正和とカメラマン 石田昌隆との対談。レゲエが流行るまでは電気楽器を使うのはロックだけだと思われていた、という言葉に納得。ルーマニアにおけるランバダ、それは革命記念ソングとなっているという話にはビックリ。
5月2日。渋谷o-eastでホフディランのライブを見る。彼らは既に日本のポップマエストロ。ワタナベイビーのトークが清志郎そっくりだったのはご愛敬。
5月5日。目黒区美術館区民ギャラリーで『原マスミ大全集』という展覧会の企画ライブを観に行く。出演は原マスミ、佐野史郎、遠藤賢司。3人とも超個性的なのだが、エンケンのパワーには度肝を抜かされた。あの音楽はまさに”芸”
同じく5月5日と6日は国際フォーラムで行われていた『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007』を観に行く。フジロックのクラシック版は思った以上に良かった。5日に聴いたストラビンスキーのバレエ音楽『結婚』は4大のピアノと打楽器とコーラスという不思議な構成の曲。ピアノをリズム楽器のように使うのには驚いた。6日は大トリのラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』を聴く。ボリス・ベレゾフスキーのピアノは力強さとスイングするようなノリの良さが耳に残った。
不思議なことにこのGWは1試合もサッカーを生観戦していなかった。こんなの数年ぶり。