hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

グラミー賞授賞式〜衝撃のスライ・ストーン

風邪は一晩で回復。今日はなかなか気分がよい。
で、録画していたグラミーを見る。う〜ん。最近の曲って全く知らないとつくづく思ったりして。


式典はゴリラズ(Featuring De La Soul) の「フィール・グッド・インク」の演奏でスタート。この曲はレコ屋で流れていたのを聴いた記憶はあるのだが、まったく内容を知らなかった。へえ〜ブラーのデーモンとデ・ラ・ソウルのジョイントですかい。昔よく聴いたデ・ラの普通っぽさは相変わらずよいのだが、おじさんになったね。で、そのあと登場のマドンナ!!若い〜。紫のレオタードから出る足のきれいさ。この人50過ぎてんだよな。そして実は初めて聴いたジョン・レジェンド。70年代ソウルたっぷりの音楽で気に入った。


U2も演奏してた。ボノはまったく変わらない。もう結構なお年になっていると思うのだけど、全体を包み高みに挙げるあのボーカルはまさにゴスペル級。
ポールはグラミーで初めての演奏。1曲目は「ファイン・ライン」。この曲もだけど、新作アルバム自体が非常に内省的な作りなのでライブ向きではないな〜と再確認。だからって2曲目に「ヘルター・スケルター」を演奏するかよ〜。声の調子はイマイチだったが、シャウトする姿はカッコイイ!会場はそりゃ大盛り上がりだ。


授賞式は続き、いよいよ楽しみにしていたスライ・ストーン・トリビュートバンドの登場。1曲目は僕の大好きな曲「Family Affair」。2曲目は「If You Want Me To Stay」いい選曲だ。3曲目は「Everyday People」、4曲目は「Dance To The Music」、5曲目「I Want To Take You Higher」ここまではトリビュートアルバムに参加しているメンバーでの演奏。そして「I Want To Take You Higher」の途中から頭を金髪鶏冠にしたスライ・ストーンが登場した!しかし彼はステージ前面のキーボードの前でかがんでちょっとしか歌わない。伝説の男は曲の途中ですぐに引っ込んだ。何と衝撃的。ショービジネスの悲惨さを感じたな〜。


で、続くはジェイ・Zとランキン・パークとのジョイント演奏。2曲目の途中でまたまたポールが登場。何とヒップホップ版の「イエスタデイ」だ。ラッパーと並ぶポールの姿が微笑ましい(笑)ラッパーのジェイ・Zが着ていたTシャツがジョン・レノンっていうのはポール登場の布石だったのかい。
功労賞もいろいろあるが、フォークのウィーヴァースも受賞してた。こないだのディランの映画に出ていたグループだ。かなりお年を召したご本人たちも会場で紹介されていた。


そして、スプリングスティーンの登場。会場の雰囲気が一気に変わる。まるで観客が居ないかのごとくの演奏。彼は自分の世界を見せつけた。もしかしたら最後のアメリカの良心?。彼はグラミーで演奏するってことをどう考えているのだろう。一度聞いてみたい。


そして大トリはニューオリンズ・トリビュート・バンド。メンバーはアラン・トゥーサン、Dr.ジョン、ディヴィー・ファラガー(!)、ピート・トーマス(!)、ジ・エッジ、ボニー・レイット、アーマ・トーマス、ヨランダ・アダムス、そして我らがエルビス・コステロ
1曲目は「Yes We Can」。トゥーサン、Dr、コステロの順で歌われる。コステロはこのために来日しなかったのか。たぶんトゥーサンあたりに頼まれたのだろう。それなら仕方がないかもしれない・・・。
そして、サム&デイブのサム・ムーアとスプリングスティーンが登場。2曲目はは「In The Midnight Hour」サム・ムーアがボーカルのメインで、スプリングスティーン、アーマトーマスとのデュエット。いいね〜と思いきや、おいおい。WOWOW途中で終わるなよ〜。