hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

記者会見を読み取る。

 久々のブログ更新です。書くことはいっぱいあるのですが、今日は備忘録的にひとつ。
 先日の飲み会で大将に言われました。「8/27の原技術委員長の代表監督契約に関する会見はブリーフィングで、記者会見ではないのでは?」
 むむ!です。たしかにスポナビにもそう書いてありました。ブリーフィングとは「報道機関などに対し当事者が行う簡潔な状況説明」のことを言います。
 発表の場である『記者会見』と実務担当者が行う説明『ブリーフィング』とでは事情が異なる、という話もブログやツイートの中では埋もれてしまいます。あれはブリーフィングとしては問題ないものでした。けど、少なくとも僕はその違いを理解せずに語っていました。情報を正しく理解すること、今回は記者会見の基礎知識までもがサッカー好きの読み手に求められるのだなぁと感じました。
 ザック新監督の記者会見についてもしかり。順序としては1.代表質問、2.会場からの個別質問、という流れだったそうです。代表質問はあらかじめ主要メディア(記者クラブ?どちらか忘れました)から質問を集めて、質疑するという内容だったのですが、その段階で主要な内容はすべて質問されてしまったそうです。通常、代表質問をあまり行うと個別質問で聞くことがなくなるので3つぐらいにとどめるそうなのですが、今回は結構な数だったとのこと。
 で、個別質問。これは同じ人(会社)の質問を避けるため、代表質問をした会社以外から受け付けるそうなのですが、代表質問で出尽くしたため、今回は無理無理な質問が多かった、とのことでした。
 こういう内容を聞いてからスポナビの記者会見全文の記事を読むと、また印象は異なりますね。
 批判をするには、印象だけでなく、まず相手の状況をしっかりと理解することが大事。そして情報を理解することは、なかなか難しい。そういう教訓の多い飲み会でした。