hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

どこかの宇宙〜The Band『Music From Big Pink』

お風呂上がりに夜空を眺めるてるような感じ。それがいつの時代なのかは分からないので、とても寂しい気持ちになるのだけど思わず聴いてしまう音楽。
The Bandの1968年発表のデビューアルバム『Music From Big Pink』の世界である。人間臭くてもの寂しいメロディの曲が多いので、いつも聴けるわけじゃないけれど、この中に埋没し始めるとえらく気持ちいい。ある意味時代性がまったく感じられない音楽で、地球から何万光年も離れた1つの宇宙のよう。

これほど”ひとかたまり”になって演奏しているのに、今じゃもバンドメンバーは二人亡くなり、リーダー格の二人は絶縁中。アルバムの恒久さとヒトのもろさの対比があまりにも鮮烈であったりもする・・・。

Music From Big Pink

Music From Big Pink