パンクを思い出せ！ - hirogoal’s blog

けさ「パンクを思い出せ！」とアタマ（の中身）を回転させながら電車に乗っていた。奥さんからもらったメトロポリターナというフリーペーパーを読んでいたらクドカンにインタビューした記事が載っていたのだ。もちろん映画『少年メリケンザック』のことが書いてあったのだけど、映画はさておき読んだ後はパンクのよさを思いだして、とてもニヤニヤしていた。
僕にとってのパンクとは「誰が何をやってもいいんだ」というメッセージ。このセリフはジョニー・ロットンやジョー・ストラマーが語ったのを聞いたわけではなく、中学校のときロックの歴史本に書いてあったパンクが登場したきっかけというものを読み、おおっと思ったものである。「その音楽を聴いて人生を変えるほどの衝撃を受けた！」というより、ただ本を読んで興味深く思った！（笑）ってわけで別にカッコいいことではない。
エルビスが登場して以来、尖っていてカッコよかったロックが1970年代になり産業的、プロ的、テクニック的になってしまった。その反動として、下手くそだったら、もしくは売れそうになかったらやりたい音楽やっちゃいけねーのかよ、というのがパンク。ジャンルではなく心意気なのである。アメリカで生まれたけど育ったのはロンドンだからイギリス人らしいちょいブラックなユーモアのある曲も多い。
と、長々語ったことをクドカンは分かりやすく端的に語っているのだから、パンクな映画の監督するヒトは違う！と唸ったりして。才能の花がいっぱい咲いている映画のようですな〜。