プロにかわいそうはないのだが
育成に長け、戦術は並。今はそれでよかったのではないか。
マスコミがヴェルディのラモス監督のことばかり話題にしていたので、フロントはその隙を突いた形となった。
クラブは都並監督、藤川コーチ、西村GMの解任、同時にブラジル人のクルピ氏の監督就任、マテル氏のコーチ就任を発表した。この両氏は97年にセレッソの攻撃サッカーの礎を作ったコンビ。フロントは再びリセットするにはこの人しかいない、と思ったのだろう。
僕は意識していなかったが、ここ数年セレッソが不調になると彼らは候補として話題に上っていたらしい。人選という点でサポに驚きはないと思うのだけど、びっくりしたのはこのタイミング。ベテランから若手の切り替えが上手く進み始め、まさにこれからというときの解任劇。
プロとは何かということを目の当たりに見せつけるショック療法が、若手のよい刺激になればよいのだけど。
そしてクルピ氏には戦術の妙、そう、シャムスカマジックのようなものを期待したいものだ。
J'sGoalに掲載されている曜一朗のコメントが都並氏の監督ぶりを表している。
「最初使ってもらえなかったとき、その理由もきちんと教えてもらい、それをやることで試合にも出してもらえるようになった。1年間都並さんと一緒にやってJ1に上がりたかった」
http://www.jsgoal.jp/news/00048000/00048201.html より抜粋
いい監督だったのにね。ホントお疲れ様でした。