hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

日本サッカー最高のコンビよ、永遠に。

この人でしか、このタイミングでしか話せない言葉というものがある。


昨日、セレッソ大阪のエースストライカー西沢明訓の清水エスパルスへの移籍が発表された。一昨年から新聞報道も出ていたのでJ2降格の時点で残留は半分あきらめていた。今シーズン彼は勝ち星のないチームのため、まさに満身創痍の中で1トップを張っていたのだ。もうこれ以上は何も求められない、もういいよ、と感じたこともある。
しかし、彼の移籍についてのコメントが胸を打った。特に「8番(モリシ)の大きな背中を追いかけて・・・・」のくだりがグッとくる。ここでしか、彼にしか言えない言葉。短いながら、その想いが凝縮されていて泣けてくる。
そして、呼応するようにモリシが素晴らしいコメントを新聞上に残した。最後の最後まで、そのコメントにもお互いの「あうんの呼吸」というものが表現されている。ファンから見ると、2人ともこれ以上頑張らなくても、もうあなたたちはそれだけのことをしているのですよ、と思えて仕方がないからまた泣けてくる。


2000年6月4日、当時日本代表の2人が世界一のフランス代表から2点を奪った。ただ1クラブに在籍している2人のエースの別れをファンとして悲しんでいるだけではなく、日本代表の歴史に名を残すコンビが別れるのを見るのもまた辛いのだ。


とにかく2人とも怪我だけには気をつけて。
今年は天皇杯勝戦で両チーム、そして2人の対戦を見るのを楽しみにしながらシーズンを過ごしたい。