満員のスタンド〜第85回高校サッカー選手権決勝 作陽vs盛岡商

後半のサッカーは素晴らしい内容だった。前半は（おそらく）両チームの監督の指示のもと、カウンター狙いの作陽、選手は攻撃の意欲満々なのにその気持ちを抑えた盛岡商との神経戦だったのだけど、後半はＦＷ村井の投入後、攻撃的にシフトした作陽に合わせるように、気持ちのストッパーから解放された盛岡商との遠慮なき撃ち合い。
強いていうならこの試合に限って予定調和となった作陽と臨機応変、百戦錬磨の盛岡商（の監督）との差が結果となった試合か。そして技術の差はほとんどないが、最後まで走れる選手の多い盛岡商に勝利の女神は微笑んだ。


この対戦で満員となったスタンドも見ていて嬉しくなった。スター不在ながら、こんなに高校サッカーファンがいるのだと。