hirogoal’s blog

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試合に勝って勝負に負ける〜第86回天皇杯決勝 レッズ対ガンバ

選手は両チームともよくやった。
まずレッズ。鈴木啓太も伸二も平川も永井もよくなかったのに、なぜかリードを許さない、というか点を入れさせない。もちろん都築が止めまくったこともある。けど決まらなかったのは守備陣の土壇場のツメがあったからか。守備のメンタリティという言葉を思い出した。これで勝つのがチャンピオンチーム。しばらくレッズ時代が続くのかと感じた。


今日、試合に勝ったのはガンバだった。流れを一度もレッズに渡さず、90分間乗り切った。これで負けるのが信じられない。
とにかく判断の速さが目立った。守備から攻撃のスピード。相手より一歩早い出足のスピード。トラップの正確さといった技術面でもレッズを上回って見えた。まさしくオシムが話す日本のサッカーが目指すべき道。今期入った選手たちも何年も前からチームにいるようにフィットしている。来期もガンバは強いと感じた。


両チームの選手たちは見事だったが、監督の交代策が後手に回ったのが残念。レッズは伸二の交代どころ、ガンバはシュートを20本以上打っても得点が入らないという流れの悪さを変えることができなかった。


さておき、レベルの高い試合だったことは確か。セレッソも早くそんな次元に戻ってこなくては追いつくどころか、より引き離されそう。来期はよりJが面白くなりそうだと期待が持てる、そんなお正月の一戦でした。