タイトルは短波ラジオのコールサイン
引き続いてウィルコの『yankee hotel foxtrot』を聴く。1曲目のタイトルが「I am trying to break your heart」というのがいきなりめげる。
メンバーにJim O'rourkeが入っているせいか、人工のノイズを生かしたアレンジ、ヘッドフォンで聴くと気持ちのよい、ふわふわした人工的雰囲気が漂う曲が多い。
このアルバムが発表されたのが2002年。今に続く病みまくっているアメリカを上手く表現している。まるでブライアン・ウィルソンだ。深夜にヘッドフォンを外して、ちょっと小さな音で聴いてもよい。部屋の空気に馴染んでいくような、家具的というか、いや適当に貼られたポスターの一部になっているような音楽。
これが売れたっていうから不思議なものだ。続くアルバムもこの路線で行っているらしいし。こないだでたライブも聴かなきゃダメかな。
- アーティスト: Wilco
- 出版社/メーカー: Nonesuch
- 発売日: 2002/04/22
- メディア: CD
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