hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

フットサル全国リーグ設立決定。

とうとう正式に発表された。日本でフットサル全国リーグが設立されることが決まったのである。”正式に”というのはフットサル全国リーグ設立検討プロジェクト*1からの答申を日本サッカー協会が正式に受け、ようやく設立を決定したという意味である。今までは某広告代理店が億単位の金が必要と語ったとか噂ばかり先行しており、あまりよい状況ではなかったので見通しを早く立てる必要性はあった。しかしこれから検討すべき点は多々ある。


この発表で注目点が3つある。
1)参加チーム経費が4500万である。
2)2000人以上収容の体育館での開催
3)地域リーグに根ざしたチームを目指す8チームが参加
ということだ。
まず1)。4500万という金額はスポンサーがいないチームでは事実上参加できないことを意味する。そうなるとボツワナはアウトだし、フトゥーロも難しそうだ。個性的なチームが脱落しそうな予感。
もしかしたら経費より難しそうなのが2)だ。2000人以上集まる体育館を特定の日曜日、リーグ戦のために地方自治体から借りるのは非常に困難であろう。大洋薬品/BANFのように専用のスタジアムが作れるのであれば別だが。もしかしたら協会にはそのような情報が他にも入っているのではないか。
3)は本当に謎だ。8という数字はどこから来たのだろうか。関東はカスカヴェウ、プレデター、ファイルフォックス、府中アスレ。東海地方はもちろん大洋薬品/BANF、関西はマグ。これで6チーム。他に北海道が1チーム、中国九州四国で1チームという感じか。それとも大きく枠を越えた新チームがたくさんできるのか。全国リーグ参加条件発表は今年の7月だが、それまでに大枠を決定することができるのか。
あと、Jリーグと重ならないよう開催日を日曜にしたり、秋〜春シーズンにするのには納得。
ここまで決まったということはリーグスポンサーもある程度目処が立っているのだろう。川淵キャプテンが過去にフットサルの全国リーグは独立で採算を取って欲しいと語っているということもある。


まだまだ問題山積みのフットサル全国リーグだが、Jリーグの経験(いやホントのモデルはBJリーグか)を踏まえ、観客を楽しませる良いリーグを作り上げていって欲しいし、地に足の着いた先の長いプロスポーツにして欲しい。

*1:日本サッカー協会が昨年作ったJFAフットサル委員会内のプロジェクト