hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

からだの力を抜いて揺らす〜それがジンガの動き

昨日(日曜)は映画『GINGA/ジンガ』とカジュアルズのライブを見た。どちらとも内容は大満足。ただし久々のライブハウスのロックンロールのせいで耳が今日一日キーンとしていた。今(深夜1時半ね)ようやく片耳が回復。なんとか明日には両耳とも復活してカジュアルズの音源を聴きたいものだ。


『GINGA/ジンガ』についてちょっと書く。
「ジンガ」とは人生を決して深刻に考えすぎない(つまり楽しもうと考える)手段であり、つま先、かかと、腰を適切に使って、困難と戦うことだとパンフにある。短くまとめて「相手に勝つために楽しむ」と考えると、誰でもロナウジーニョロビーニョのプレーを連想することができるだろう。


この映画の中で「ジンガ」はすべてのブラジル人が持っていると語られる。それを証明するかのごとく、さまざまな少年少女が登場する。彼らの地位、立場、性別はそれぞれ異なるが、誰もが「ジンガ」を用い人生を前へ向ける。


ブラジルには「ジンガ」といい「マリーシア」といい、厳しい状況を乗り越えるための言葉がサッカーの世界で生きている。そしてそれらは生活にも強く結びついている言葉だ。マニュアルなんてそこにはない。そう考えると日本はまだ何十年もブラジルには勝てないし、もしかしたらもっと差が開くかもしれないと思ったりもする。