hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

Welcome To The Working Week〜エルビスという名は必然か

昨晩、もうLess Than Zeroで絶不調だった外付けHDをフォーマットし直した。ハード的には不調でなさそうだったので、もう一度まっさらの状態にしデータを入れ直すことにしたのだ。今度はパーティションを2つに分け、一つを写真他のバックアップデータ、もう一つにiTunesのデータを入れることにした。写真データは修復後取り出したのだけど、音楽データは元があるため全部消去した。だからもう一度入れ直し。手間だけどそれがまた面白いのだ。


今日は最近ハマっているジョニー・キャッシュと60年代のR&B、それとコステロのAlmost BlueにBrutal Youth、Painted From Memory、Live At El Mocamboを入力。なんだか並びがメチャクチャだ。
PowerBookにインナーフォンを付けて音楽を聴きながらこの日記を書いている。しかしまぁ〜コステロって振れ幅が大きすぎ。レコード会社が売りたいと思う方向より、自分のやりたいことをするということは喋るのは簡単なんだけど、実際行うのは難しいのに。
パンクやって、ポップなロックやって、ソウルやって、カントリーやって、バカラックとアルバムを出すって人は他にはいないだろう。彼はいつも世間の流行とは関係ないジャンルばっかり突然発表する。彼は自分の出す音の個性がよく分かっているのだろう。ファンもそのツボを押さえているので何が来ようと大丈夫になってきた。


本を編集するにはどんな読者を対象にするかをよく考えなければならないと言われる。コステロはアルバムを出すときにどんな聴き手を想定しているのだろうか。音楽だけではなくダブルミーニング、比喩、暗喩の多い歌詞は(特に日本人にとっては)その意味をまっすぐに伝えてくれない。


ロックというのは悲しみや苦しみを忘れさせて踊らせてくれる音楽ではなく、それを抱えさせたまま踊らせる音楽なんだと語ったのはピート・タウンゼント
常に考えさせる音楽を提供するエルビス・コステロは、いつまでたってもロック・ミュージシャンなのかもしれない。


painted from memoryAlmost Blue (Dlx)ブルータル・ユース