hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

勝手に総括。カンチガイも多い年末かな。


今年を総括する記事がぼちぼち出始めている。個人的にはどんな年だったのかな〜と考えることも多くなってきた。で、昨日までの徹夜仕事中に考えたことを一つ書いてみよう!


今年は世間がJに馴染み始めた年だった。その象徴は最後にJ1昇格したヴァンフォーレ甲府と関西勢初、ガンバの優勝。(関東とはいえ)平均的な日本の地方都市のように思える人口20万弱の県庁所在地で行われた優勝パレードのようすと、大阪のスポーツ新聞に1面で取り上げる必然を与えた大阪勢のマッチレースからの優勝の場面をニュース映像で見て、だんだん普通になって行ってるぞ、イングランドのように”サポーター”というより”ファン”という言葉が一般的になるかもよ!と思ったりしている。


今年一番感じたこと。それはホーム&アウェイについての憂鬱である。ホーム&アウェイだからこその熱狂を体験するのはとっても楽しく大好きだ。しかし果たしてこれが今の我々に向いているのかというジレンマもある。スタンドが抱く相手に絶対負けたくないという気持ちが、ピッチ内で行われているプレーの素晴らしさを台無しにする場面が多いのだ。スタンドとピッチの熱が上手く混ざり合ったときはいいのだけど、そうじゃない場面を見ること、経験することが多すぎる。それはとっても残念なことだ。
ケンカの上手い下手が現れている感じがするなぁ。う〜ん。あと大量の人々がスタンドにいるので、全員が上手く振る舞うのは当然無理。変な奴らを無視したり注意する態度を見せようとすることが、もっと必要なのかもしれない(これはケンカ下手、体験不足と同じ意味でもある)。
そして今の世の中、美しい場面を体験させることが観客を増やす最大の武器である。でも感動好きで、その場限りの醒めた変な奴らにも来て欲しくないし。この複雑な感情。難しいぞ〜。


まあいずれにせよ、Jはどんどん世間の中に入り始めている。来年あたりはガンバの"G"とセレッソの"C"とを間違えて「大阪優勝おめでとう!」と僕に話しかけてくる会社の人は減ることだろう。
いや来年は無理か、2年後?3年後?まだまだかなぁ〜。