hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

Calico Skies〜前触れだった曲

セレッソは引き分け。まだまだこれからだよ。
で、再びポールのはなし。このアルバム(”Chaos And Creation ・・・)が出るまで、僕にとって最近のポールの傑作は1曲だけだった。それはアルバム"Flaming Pie"に収録された"Calico Skies"って曲。アコースティックギター1本で歌われるメロディがとっても美しい曲だ。そしてここにも「暗さ」と「暖かさ」が同居している。
しかし"Flaming Pie"収録のプロダクションの凝った曲は聴くのに苦しんだ。メロディがどう考えても未完成としか聴こえないのである。ジェフ・リンの参加している曲もイマイチ。やはり、ナイジェル・ゴドリッチのように厳しく愛情のあるプロデューサーが必要だったのだなと思わせる。それにしてもナイジェル・ゴドリッチを推薦したのがジョージ・マーティンだったというのが素晴らしい。これも愛に溢れた行動だね。
今度はライブで”Chaos And Creation ・・・”のような曲を聴きたい。既に始まっている全米ツアーではビートルズ色がより濃くなっているようだが、なんとかならないのかな。前の日本公演では観客のリクエストにより"Calico Skies"がソングリストに加えられたという経緯があったらしいのだけど。
いやいや、このアルバムの曲はスタジアムじゃだめだとポールはよく分かっているのかもしれない。小さなライブハウスでステージ間近で聴くのが一番よい曲ばかりだから。このジレンマ!とってももどかしい。

Flaming Pie

Flaming Pie