hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

ダブル・ファンタジー

ダブル・ファンタジー ?ミレニアム・エディション?
久しぶりにジョンとヨーコさんの”ダブル・ファンタジー”が聴きたくなった。
昨日、ある音楽雑誌でビートルズ後の4人について書かれた特集記事を読み、そのことをふと思い出したからである。


このアルバムの曲を初めて聴いたのは1981年の春。アルバムは既にビルボードの1位を獲得しており、FM番組のヒット曲特集で“ウーマン”が掛かっているのを聴いたのが最初だったと思う。当時、中1の僕は入学祝いにラジカセを買ってもらい、うれしくて毎日せっせとFMの音楽番組をエアチェックして楽しんでいた。
まだレコードプレーヤーを持っていなかったので*1、アルバムは聴いておらず、シングルカットの曲しか知らなかった。一番好きだったのは” スターティング・オーヴァー“かなぁ。でもそのときは単なるヒット曲として聴いていただけで、ビートル・ジョンの時代もまったく知らなかった。


時は流れ、1984年。部活の先輩の影響ですでにビートルズにハマっていた僕は初めてジョンのオリジナルアルバムを新譜で購入することができた。それがジョンの死から4年後に発表された”ミルク&ハニー”だ。この中の”アイム・ステッピング・アウト“はいつも引越しをしたあと初めてターンテーブルに載せて掛ける曲となっている。見知らぬ土地での控えめな気持ちを前に向かせてくれる曲だからだ。


そう、僕にとってはどちらのアルバムも必要以上に悲しみを持って聴くことはない。どの曲を聴いても、当時ジョンがハウスハズバンドの時代を終え、オス!っとみんなに挨拶をしているような感じがするから。


音楽は永遠なんですよ。ホントに。

*1:CDプレーヤー発売前夜の時代です