hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

日本vsアメリカ〜惜しいような、当然のような。

開会式は長かったけど、スケールの大きな楽しめるものだった。さすがは歴史の重みのある国だ。一方ちょっと無理のある演出面は苦笑した。選手入場のときトラックの周囲で踊っていた女の子たちが次第に疲れていったのがかわいそうだったなぁ。演出じゃないけど日本の入場行進のとき田嶋幸三らしき人が前のほうで目立って歩いているのを見て、おいおい、と思ったり(笑)


日本vsアメリカ戦を先ほどビデオ観戦。今週はお盆休み前で仕事が忙しく、オリンピックのサッカー第1戦が生でちゃんと見られなかったのである。
結果はご存じの通りなのだが、負けたのに惜しいような、当然のような、悔しさの少ない感じがした。これほど日本にとって予定どおりに事が進み、破綻が少なかったのに負けた試合というのも珍しい。


負けた理由を挙げるのは誰でもできると言われそうだが、3つ挙げておく。
1つは75分までのシュートの少なさ。相手のペナルティエリア付近までは上手く近づけていたと思う。それなりにいいパス、スペースへのランニングもあった。なのにシュートが打てない。少ないチャンス時にシュート、ヘディングシュートが枠にいかない。選手、監督、スタッフ共に皆分かっていると思うのだが、できないんだな、これが。

次にピッチの悪さへの対応。技術的な問題ではなく、ピッチの悪さからもたらされるパスミスや滑ってのミス、イレギュラーバウンドが多かった。短いランニング、パスを素早く行うことが得意な日本にとっては不都合な環境である。特に攻撃時に不運な状況が続いた。しかしこれは既に分かっていたことではないか。自分たちの得意な面を押し出すのはいいことだけど、あまりにも真っ正直過ぎたような気がする。

3つめは気持ちの冷静さ。冷静であることはいいことだ。前半の試合運び、セットプレーの正確さは初戦であることを忘れさせるほど危なげのなさを感じさせた。しかし後半得点を取られてからは、じっくり取り返そうというような雰囲気のまま75分近くまで試合を進めてしまった。時すでに遅し。暑さは日本の正確さを奪い、後半のパワープレー時には体がついていかなかった。


けど、このチームは思った以上にいいチームだと思う。ナイジェリア戦への期待は持てる。


ヤワラちゃんガンバレ〜。