サッカーの教科書を読んで聞かせるように〜昨日のオシムインタビュー

昨日（１０／１）の練習後のオシムインタビューがJ'ｓGoalにだけ掲載されていた。早速読んでみた。
オシムは「代表選手を選ぶのは大変なこと」と２度話している。そして彼は精力的にJリーグを観戦するだけではなく、欧州でプレーする日本人選手もテレビの生放送でチェックしていると語っている。


Jリーグをたくさん観て、様々な選手の組み合わせを頭の中でシミュレーションしているのだろう。数あるオプションから選べることを良い機会と話す。そして田中達也不選出の理由も明快。しっかりと見ているので彼の疲労について的確な判断ができているのだろうと思わせる。


そして、ここには書かないが、欧州のクラブで活躍する日本人プレーヤーのことを語ったセリフ。彼らのことを、ここまで的確に表現した論者がいただろうか。このオシムの説明を我々はしっかりと自覚する必要がある。
ガーナ戦の位置づけも明快だ。はっきり力試しと語っている。その結果、今後の修正の必要性が分かると語る。トルシエ時代のフランス戦が思い出される。


まるでオシムにサッカーの教科書を読んでもらっているようだ。そして、それを読むオシム自身も楽しんでいるように感じる。


「代表選手を選ぶのは大変なこと」という言葉。ファン、マスコミ対応、移動疲れ等々、確かに大変なのだが、オシムの場合、代表を選出していることを楽しんでいるようにも見える。まるでサッカーファンが理想の代表を様々な角度から模索するのを楽しむように。
「こんなやつ、俺知ってるんだぜ。いい選手だろ」って言われそう。
ホントサッカーが大好きな人なんだなぁ、