hirogoal’s blog

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L'enfant terrible〜梅崎語録誕生か

これならもうちょっと前からきちんと見ておけばよかった。
この代表戦、試合後に分析するのがとても楽しいのである。分析といっても僕の場合は監督、選手のコメント、ビデオを再び見て、あれやこれや考えることぐらいなのだけど。


僕を面白くさせているのはオシムの言葉だけではない。選手たちのコメントもそう。非常にわかりやすく、かつ思慮深いものが多いのだ。昨日の試合後のインタビューだと梅崎のコメントが面白かった。U先生が書かれたワールドカップのときの日本代表を分析した記事や新潟でのイエメン戦の記事と同じような内容を話しているのである。

「それまでピッチの外で見ていて、オシムさんはパスを回せと言っているけど、自分はもっとアタッキングエリアで仕掛けていくことが必要だと思った。もっと個の力が必要。それがあればもっとパス回しも生きると思う。」

新潟でのイエメン戦で羽生が見せた相手ディフェンス陣に突っ込む素早くて強いドリブルのようなプレーを梅崎は語っているのかな、と思った。ここまで堂々かつ冷静に語れる10代のプレーヤーがいるとは驚く。オシムが会見で語ったように、若い世代のプレーヤーにチャンスを与えるのは十分にアリだ。(もちろん実力を伴うことが最低条件だけど)


世界に合わせるように10代のプレーヤーを無理やり起用するのはどうか(特に精神的な面で)思っていたのだが、このようなプレーヤーなら賛成する。10代であろうが、40代であろうがしっかりしている人はしっかりしているのである。そうでない人は、60代だろうが、30代だろうが、それなりなように(笑)