史上最高に美しいデュエットが聴けるアルバム
グラム・パーソンズのリプリーズレーベル時代の作品が一つの小さなボックスにまとめられた。日本盤のタイトルはそのまま
『グラム・パーソンズ ザ・コンプリート・リプリーズ・セッションズ』
解説でジェームス・オースティンが書いているように、未発表トラックの何という美しさよ。グラムとエミルー・ハリスがデュエットで激しく絡み合う姿は一つの映画を見ているよう。レコーディングの間の声も収められていて、本人たちが演奏した後うっとりしている様子もかいま見ることができる。
装飾の少ないプロダクションを聴いて浮かび上がるのは一人の天才が作り出す純粋な音。声の痛々しさがよりリアルに伝わり、苦しくなる。
ジョンの『メンローヴ・アヴェニュー』に共通するものを感じたよ。
ザ・コンプリート・リプリーズ・セッションズ
- アーティスト: Gram Parsons
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2006/06/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る