hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

たった4人でアメリカをすべて〜Terry Adams & Steve Ferguson Quartet

昨日(7/30)渋谷O-NESTのエレベータ前は高校生ぐらいの女の子でいっぱいだった。おいおい、まさかテリーを見るためにこんな若い子たちが・・・・なんてあり得るわけなく(笑)2階のO-WESTのほうの観客のようす。そんなお子様たちを横目にエレベータに乗り6階の会場へ。
適度に小さく、ミュージシャンに近くてよいハコ。こんなところで、こんなに貴重なバンドを見ていいのかって心配になるほど。僕が見られなかったフジロック初日(7/29)のステージはオレンジコートだったのだけど、あの会場にこのハコが何個入るのだろう(笑)。テリーがキーボード、クラビネットを弾くときの手の動き、スティーブ・ファーガソンがギターを弾くときの指の動きもしっかりと分かる。とっても贅沢な会場だった。
さて演奏。スティーブ・ファーガソンの立ち振る舞いとテリーの相変わらず激しい動きが対照的で面白かった。Qのライブをもっとコンパクトにして、落ち着かせた感じ、って書いても分かりにくいか。ロックンロールあり、ジャズあり、カントリーあり、R&BありってところはQと同じなのだが、よりジャンルの素材感を生かした演奏。たった4人でアメリカ音楽の幅の広さ、懐の深さをを感じさせてくれた。最後はトムが歌う”上を向いて歩こう”で終了。まったく幸せな世界だ。
帰りに買ったテリー&スティーブの新作がとても良い出来(たぶん今年の私的ベスト3に入る)だったので、これを全部覚えて、もう1回ライブを見たいぞ〜。また彼らを呼んでね。けっこう上手い歌を聴かせてくれたNジマさん〜。