hirogoal’s blog

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負けなかった、0−0だった。 〜 F組 日本対クロアチア

この試合は結果を出さなければならない試合だったが、負けなかった。それがすべて。
ちょっと前の日本代表だったら負けていた試合だと思う。そこのところは進歩している。誰かに特別なことをしてもらって育てられたというわけではなく、あくまでも自然に進歩しているという感じ。


柳沢も、小笠原も、玉田もJリーグでのプレーと同じじゃなかったか。つまりワールドカップでいつもの力を出していることは事実。決定力不足というけど、日本だけじゃなくて、クロアチアも、ブラジルもなかなか得点が入らないじゃないか。形を作る練習なしで、ここまでできているのは立派だと思う。


2006年の時点における世界の中での位置づけは、このあたりなんだなと理解した。改めて、ジーコが行った選手の持っている力のみを生かす戦術(?)が、嘘偽りなく今の日本代表の力を素のままに見せているのだな、と変に感心したりして。


ジーコはブラジル戦でも特に変わったことはしないだろう。宮本のポジションに坪井が入る程度か。前半に2点を取られるが、後半に控え組のFWが決めて、1−2での敗戦っていうのが現実的なところ。だけど、まあサッカーなんだから、予想外の展開になってもらいたいものだ。


ここ10年日本代表を引っ張ってきたヒデの、代表最後の試合が、このブラジル戦になるかと思うとちょっと寂しい。何とかならないものかなぁ。