hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

Yes We Canだよ。泣けそうだったよ。〜 アラン・トゥーサンライブ

生まれて初めて買ったニューオリンズR&Bのレコードはライノから出ていた『A History Of New Orleans Rhythm&Blues Volume2 1959-1962』だ。
このアルバムから今日は4曲を生で聴くことができた。もちろん原宿のこぢんまりしたライブハウスで行われたアラン・トゥーサンのライブである。


Ernie K-Doeの歌った「A Certain Girl」と「Mother In Law」、Benny Spellman の歌った「Fortune Teller」そしてネビルズの長男Art Nevilleが歌った「All These Things」(これはあとで誰かさんと演奏したんだったっけ?いや演奏されてなかったかも。興奮していてうろ覚え・・・)が立て続けにトゥーサンのピアノ弾き語りで演奏されんだよ!嬉しかったね〜。アルバムを買った高校生のころの自分に教えてやりたい(笑)。びっくりしたのは「Mother In Law」のとき。会場のみんなでコーラスを歌ったのだ!誰も自宅でレコードやCDをかけながらハモってるんだなぁって嬉しくなったりして。「Brickyard Blues 」や最後の「Southern Nights」も最高によかったけど、やっぱり最大の、お約束のサプライズはエルビス・コステロ登場の場面である〜。


本人のソロライブの前日にも関わらず合計6曲は歌ったのだろうか。楽しかったな〜。コステロも水割り片手に気持ちよさそうに歌っていた。一番嬉しかったのは先々日のブログで書いたCDには収録されていない「あの娘に何をして欲しいの(What Do You Want the Girl to Do?)」や「Yes We Can」!!!といったトゥーサンクラシックナンバーが歌われたとき。まさかコステロとこの曲をハモるとは思わなかった〜。にやにやしながらコステロに合わせて歌ってましたよ〜。


それにしても生きる伝説とも言えるトゥーサンのピアノは素晴らしかった。Dr Johnのライブは行き損なっていたので、これが初めてのニューオリンズピアノ生体験。この演奏が生でほんの数メートル前で聴くことができるなんてまさに夢。今までレコードやCDで音を、音楽雑誌や専門書を読みその世界を想像するしかなかった出来事が目の前で見ることができるなんて。ねえ。生きててよかった。


さて明日はこのコステロ&トゥーサンスペシャルウィークの最終日(悲しいよ〜。)エルビス・コステロのライブである。果たしてどんな演奏になるのか。トゥーサンの飛び入りはあるのか(ありそうだなぁ)。早くも夏休み最終日のような甘酸っぱい気分でもある。
コステロ同盟の皆さま、明日の飲み会はどうなってるのでしょうか。教えて下さい〜)
Southern Nights