The River In Reverse〜Elvis Costello & Allen Toussaint

なるほど。こうしてサイン会入場券がもらえるのね、と納得して『The River In Reverse』を購入。タワレコ渋谷店では１Ｆ、もちろん３Ｆ、そして４Ｆのソウルコーナー、５Ｆのブルースコーナーにも試聴ブースあり！凄いね。


帰宅後まずは３２分間のＤＶＤを鑑賞。
ニューオリンズを襲ったカトリーナ台風の被害地を二人が昨年１１月末から１２月初めにかけて訪れたときの映像のようだ。自宅が水浸しになり、避難しているトゥーサンの語る冷静なコメントが被害の大きさを示していた。
「私はカトリーナについても人生の法則を当てはめている・・・災い転じて福となる、だから今まで以上に大きな幸福が訪れると思う」
これは胸に響く。
リー・ドーシーの曲を歌う前に「リーの生前、よく一緒に遊んだものだ」と話し、「フーズ・ゴナ・ヘルプ・ブラザー・ゲット・ファーザー？」を歌うトゥーサン。


ＤＶＤ鑑賞のあとアルバムを聴く。
コステロのバンド、”ジ・インポスターズ”とトゥーサン率いるホーンセクションの中心のバンド”ザ・クレッセント・シティ・ホーンズ”の組み合わせがよい。「アセッション・デイ」なんかはプロフェッサーロングヘアーの曲にコステロが歌詞を載せているのだが、何があっても誰がやっても失われないニューオリンズ音楽の空気が伝わり嬉しい。アルバムで１つ残念だったのはＤＶＤには収められていた「あの娘に何をして欲しいの」が収録されていなかったことぐらいかな。


ニューオリンズの音楽は聴いて楽しいし、人生の辛さを楽しくさせる不思議な魅力をもっている。だからココで本領発揮。より力強く。
ね。

ザ・リヴァー・イン・リヴァース(初回生産限定盤)(DVD付)