hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

1975年のブルース・スプリングスティーン

最近、帰宅後のお楽しみはブルース・スプリングスティーンの1975年ロンドン、ハマースミスオデオンでのライブDVDを見ること。これ元気出るよな〜。


赤いスーツを着ているマイアミ・スティーブが若くてヤンキーっぽくてカッコイイ。クラレンス・クレモンズの着る白いスーツといい、バンドのみんなが被っている帽子といい、とってもイキだね。一番みすぼらしい(笑)格好のブルースがバンドリーダーだっていうのも演劇じみていて非常に強烈な個性を感じる。


まだ生ライブを見たことのない僕はオリジナル曲より伝説のデトロイトメドレーをよく聴いている。最初このDVDを見たとき、昔はその演奏を想像するしかなかったDevil With The Blue Dressの歌い出しが流れた瞬間はホント懐かしく、鳥肌が立ち、涙が出そうなほど嬉しかった。中学生のときの自分にこれを見せてやりたい!
若々しいブルースとE Street Bandが魅せる躍動感たっぷりの演奏は確かに”ロックンロールの未来を見た”って言いたくなる。パッと見は、ぜんぜん洗練されてなく、バタくさいというか、田舎のあんちゃんがロンドンへ行ってエイヤ〜って演奏しているようなのだが、突っ走る感じ、そう、まさしくBorn to Runって感じが気持ちいい。


時代はパンク登場前夜。ピストルズラモーンズのデビューアルバム発表を間近に控え、ブルースは孤独に我が道を走る。このライブから30年経った今でもブルースのフォロワーはいるようでいないんだよなぁ。

Hammersmith Odeon, London '75

Hammersmith Odeon, London '75