hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

2006年しとしと日記スペシャル!〜お正月だよ(くっ苦しい)ロンドン・ロンドンその6

QPR対Burnley戦のつづき。とにかく前半、QPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)のサッカーは衝撃的だった。今のイングランドの曲がりなりにも2部リーグで、ここまで下手でいいのか!(笑)っていうサッカーなのである。トップを張る選手にロングパスを出すのだが、相手DF陣に簡単に囲まれすぐ取られる。味方の選手もそれが分かっているため、あんまり上がらない!(笑)ポスト意味ないじゃ〜ん。けどプレーは一生懸命。物凄い迫力、勢いで相手に襲いかかるが、すぐに交わされる(笑)。これらが何度も繰り返される。ふ〜。
ファンもそれを見慣れているせいか、半分笑いながら怒っている。後ろに座ったおじさんなんかは、ボツボツと「シンプルパス、シンプルパス・・・」とつぶやいていたりして(笑)。もちろん彼らはチェルシーアーセナルも見ているはずなので、その差は明らかに分かっているのだろう。前の方に座っているおじいさんは怒って杖を振り上げている。ははは〜。まあよく言えば古き良きイングランドサッカーが目の前で展開されていた。相手のBurnleyは普通の現代サッカー(笑)。きちんとプレスをかけ、サイドへ上手くパスを回し、前線のAkinbiyiへ繋ぐ。この選手は上手かった。この日出場したすべての選手の中で一番。彼は上手くて早いドリブルで時間を稼いだり、シュートを打ったりしてBurnleyの基点となっていた。

だから試合はつまんないかというと全くそんなことない。先制点は何とQPR!前半終了間際、トイレやビール売り場へ向かう人々が増え始めた頃に得点が入った。サイドの選手が前線にいた(確か)MFの選手へロングパスを入れる。案の定、彼はボールを上手く頭に当てることができなかった。脳天付近にボールはヒット。しかし、そのヘナヘナしたボールがまるであざ笑うかのように前に出ていたGKの頭上を越えゴールに入ったのである(笑)。なんじゃこりゃ〜。観客はもう大騒ぎ(笑)やっぱりサッカーっていうのはその場所、レベルそれぞれで見どころがあるもんだと改めて思った。
ハーフタイムの観客は立ち上がり、仲良く談笑。とってもよいお年玉をもらったQPRファンであった〜。(以下次号へ続く・・・)