hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

From A Whisper To A Scream〜中途半端なコステロアルバムガイドVol.2

This Year's Model (1978)
This Year's Model (Bonus CD)
セカンドアルバム"This Year's Model"はバックバンド、アトラクションズを従えた初めての作品だ。音楽が全く変わった。前作のアメリカンテイストとは異なり、60年代ブリティッシュロックをなぞったような音だ。スティーブ・ナイーブが弾くキーボードの安っぽい音もいい感じだし、リズム隊もタイトな音でカッコイイ。この2枚を続けて聴くとデビュー当初からコステロの音楽マニアぶりが音に現れていたことに驚く。パンクの時代、Stiffっていうインディーズレーベル、プロデューサーがニック・ロウだったことなどが自由な音楽作りを許していたのか。音楽にとってはホントいい時代だったんだな〜。
ロックとしての楽曲もキャッチーで、歌詞はより攻撃的になり、分かりやすいパンクロックとしてのアルバムでもある。コステロに興味を持った人に初めて聴かせるべきアルバムの中の1枚。ジャケットもカッコイイしね!
評論家にもウケのよいアルバムで、ポピュラーミュージックの歴史上のベストアルバム100などにもよく選出されている。ロック玄人向けとしてもオススメ。


My favorite songはやはり
Pump It Up
You Belong To Me