アルゼンチンの代わりを務めたチーム

ホンジュラスチームを初めて見たのは、2001年のコパ・アメリカ、コロンビア大会。この大会では開催国コロンビアに対する治安上の不安*1を抱いたチームが続出し、カナダ、アルゼンチンが辞退した。そしてアルゼンチンの代わりとして参加したのがホンジュラスだった。
期待もせず、偶然に見た予選リーグのホンジュラス対コスタリカ戦。僕が気に入ったのはカナダの代わりに参加したコスタリカ（のパウロ・ワンチョペ）であったが、両チームが見せるワンタッチの早いパス回しから相手の隙を突く攻撃的なサッカーがつまらないわけはなく、結局、最後まで試合を楽しむことができた。その後ホンジュラスは長身ＦＷマルティネスの活躍もあり、予選リーグを勝ち抜き決勝トーナメントへ進出。準々決勝ではフェリペ率いるブラジルにも勝利した。準決勝で開催国のコロンピアには負けたが、3位決定戦で若手主体のウルグアイに勝利し3位。最後まで攻撃的で面白いサッカーを見せた。サッカーを楽しみ、攻撃が好きなチームという印象を持った。
現在のワールドカップ北中米・カリブ予選では２次予選で敗退。ただしコスタリカ相手に5対２で勝利するなど攻撃における破壊力は健在の様子であった。


そして今日、ホンジュラスは日本チームから4点を奪った。まだ得点シーンを集めたダイジェストしか見ていないのではっきりとしたことは言えないが、なめてかかるチームでなかったのは事実。コパアメリカ3位という実績は伊達ではないのである。

*1:大会直前にコロンビアサッカー協会副会長が誘拐された