hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

なんとなく激渋アーセナル

今年のアーセナルのホームユニフォームは数字が金色!?あれはテレビ写りのせいではない。ホントにゴールドだ。そして地の色は赤ではなくエンジ色。”楽天”と"O2"が入れ替わったらまるでヴィッセル。それはさておきベンゲルの渋いイメージにぴったりの出で立ちとなった。


今日はプレミア第3節のフルハム戦をテレビ観戦。後半途中から見たのだがアーセナルのサイボーグ度は落ちていて、彼らは渋くゴージャスなサッカーをしていた。
多くの時間で短くちょっとだけ早いパスが回っている。目立つサイドチェンジもあんまり見られず、自分の手の内で相手の隙を突きまくるって感じ。
チェルシー戦のあと、自分から主導権を得るサッカーをしたい、と語ったベンゲル。このゲームではそれが出来ていた。結果4対1の見事な勝利。


そして試合終了後に流れたダイジェストがよかったぞ。ゴールシーンのなんてゴージャスなこと!
アーセナルのキャプテンはアンリ。今日も軽い脚の振りから渋い2ゴールを決めていた。1点目は彼ならではのしなやかなジャンプ、トラップからの素晴らしいシュート。その一連の動きは美しかった。アシストはレジェス。彼のパスも見事だ。見ていて気持ちいい。そしてフルハムのイエンセン。キーパーを越えて大きく曲がる素敵なゴール。虹のような弾道だった。これぞサッカーの醍醐味。
今日のもう一人の主役はアーセナルセンターバックのシガン。なんと彼は2点を決めた。1点目はセットプレーから精一杯に走ったすえヘディングで決めたゴール。おらあ〜っ!って感じが何となく可笑しい。スキンヘッドなんだけど愛らしい選手だ。そして2点目が見ものだった。味方トゥレがジャンプした股間を抜けて決まったゴール!まるで股間を狙ったみたいな変なシュートだった。なんじゃこりゃって感じ。そして喜びの顔。怖い顔が笑うといい表情になる。今年はシガンに注目・・・かも。


ベルカンプの87分のプレー。ボランチの位置から半身のスルーパス、そしてゴール前に走り込んでのシュート。ゴールは決まらなかったが素晴らしいものだった。日本人ならこの動きは誰かに似ていると分かるはず。そう、移籍手続きが済んだばかりの中田英寿そっくりであった。