hirogoal’s blog

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日本対イラン戦

イランに勝ってアジア地区グループ2を首位で終えるなんて、そんなに意味はない。
この試合は今後、代表の選考に大きな意味を持つ。東アジア選手権で活躍した(Yさんいわく)Bチームのメンバーとの比較の試合。ここ1年で初めて天秤に乗せられたレギュラーチームの本気の力を見せなければならない試合なのである。


序盤、MFと絡む玉田、大黒は実力を発揮。彼らが作るスペースは生き、前戦でのプレーは連動していた。特に玉田はドリブラーセカンドストライカーとしての実力の高さを見せた。
今日の日本代表はボールを奪ってから早い攻めを見せる。中盤を通り越して前線でフォワード、サントス、小笠原(もしくは遠藤)が絡む。日本のボランチはタイミングによりどちらかが攻め上がっている模様。守り専門、攻め専門と決めているわけではなさそうだ。そしてディフェンスは引いた守りではなく、比較的コンパクトなサッカーを見せていた。
その理由はイランにある。実際20分ぐらいまでは日本の攻勢というよりイランが攻めてこなかった。これは作戦のようだった。日本の早い攻撃もイランのボランチが球際に厳しく、加地の1点しか取れない。そして40分あたりから、しだいにイランが体力を生かした力技を出してきた。      
ホントはここで見せて欲しかった。イランが体力で押してきても勝てるというところを。2点目の時点では役者不足のイランはプレーが雑になっていた。ある意味当然。


ああ、言いたいことがいっぱいある。もどかしい。
加地のブラジル戦での突破は幻だったのか?
福西はどの相手でも安定したプレーを見せるが、ここで一発というところは見せてくれないのか?
遠藤は飛ばしすぎてバテていた。作戦ならジーコはもっと早く今野に代えて欲しかった。素人考えか?
玉田にはもう少し余裕を与えたいぞ。
解説の木村和司
「(みんな)いいところを狙いすぎている。もう少し遊びがほしい」
と話していた。玉田との絡む選手には特にそれが必要だと思うのだが、それは無理なことか?


この試合の意味、大切さを一番わかっていたのがサントスに大黒。ここぞとばかりに頑張っていた。他の選手はこの姿勢を見習って欲しい。ああいうのは難しいのかなぁ。分かっていてもできないというか・・・
結局この試合でジーコは何が分かったのか。まだまだBチームのメンバーにチャンスを与えて欲しいぞ。まあジーコに言わせるとJで結果を出して欲しいと言うと思うけど。
あ〜あ。
PS:ベンチに座っている遠藤のアップ。ありゃネズミ男だよ(笑)