hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

はじめてのJAZZ〜意味のないことは素晴らしい!

目の前にいたタモリが語ったアルバムを買うため、帰宅途中にレコファンへ。”スターダスト”はタモリが勧めなかったらまず買わなかったと思うな。今までスタンダードの名曲をただ演奏しているだけのアルバムと勘違いしていたもんね。で、それ見つけた後、他に何かないかなって中古盤の棚を見ていたらありましたよ。3枚組の凄いのが。山下洋輔が何をやっても許せる唯一のアーティストとして名前を出したチャーリー・パーカー。その晩年にヴァーブレーベルで録音した全曲集である。買っちゃった〜。
これ何の話かというと、今日は夕方から六本木で行われた「はじめてのJAZZ」ってイベントに参加してきたのである。仕掛け人&司会は糸井重里。ゲストは豪華。タモリ山下洋輔にテクニシャンのジャズミュージシャンたち。しかも席が真ん中の前から2番目だったので、最高。演奏聴くのにも贅沢な席だったけど、タモリの汗まで見えたのには感動したよ。「いいとも!」って言いそうになったりして(笑)。演奏の途中にはジャズなんて聴いたことないってヒトから出た質問にゲストが答えるコーナーがあり、そこで出たお勧めのジャズアルバムという質問にタモリが答えたアルバムが”スターダスト”だったのである。タモリは演奏途中のアドリブのやり方(吹きながら歌っている!)が非常に面白いと話していた。あと床を足で鳴らす音なんていうのも入っているし、ジャムセッションでこれ以上のものはないのではと話していたぞ。ちなみに山下洋輔はマイルスの”リラクシン”(これは持ってる)だった。ツアーの最中で寄ったお店でリクエストするアルバムなんだそうだ。
それにしてもいいライブ(イベント)だった。あれだけ様々なスタイルのジャズを山下洋輔たちの素晴らしい演奏で聴けるなんて。その贅沢さに大満足。糸井さんがこれからはプロが「えへん」と威張るのではなく、お客さんに金を払っても聴いてもらうようにしなきゃいけない時代って話していたけど、確かにこれだけサービスたっぷりだと、けっこう高いチケット代でも何とも思わない。フルート吹いていたmiyaさんはべっぴんだったしな〜。最後にタモリと観客みんなで歌った「ソバヤ」ってスキャットの曲は最高に楽しかった。あんなの初めて聴いた。見た。タモリすげ〜よ。まるでわずか3m程前にいるタモリと飲みながら宴会してるみたいだったぞ。
PS:タモリ山下洋輔も飲んでるときのことはよく忘れるそうだ。同感!
スターダスト