hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

ロナウジーニョを楽しむように

今店頭に並んでいるマガジン、えのきどさんのコラム*1と賀川さんのコラム*2を読んで、納得すると同時に自分自身のことを深く考えずにはいられなくなった。

子供のころサッカーをプレーして遊んだってわけではない僕は、NHK深夜のワールドカップの放送を見てサッカーに興味を持った。つまり”見るサッカー”から好きになったわけである。
興味を持ったものの生まれ育った山陰地方ではサッカーの試合を目にする機会なんてほとんどなかった。ダイヤモンドサッカーも本放送からかなり遅れて放送していたし(確か日曜日の朝だったと思う。けどあんまり見ていなかった)、生観戦なんて、まずできなかった。つまりサッカーは毎年の年末年始と4年に1度の6月しか見られないものだった。ただし、その期間だけはサッカーに夢中になった。やはり見るスポーツとしてのサッカーは大変面白かったのである。そして、いつのころからかいろんなスポーツを「見る」ことが好きになっていた。自然と野球を見ていたが周りはジャイアンツファンだらけでカープファンの僕は寂しい思いをしていたものだ。
なんでこんなこと考えたかというと、賀川さんコラムの「さわやかサッカー教室」のところを読み、あ〜あっ、こんなの参加したかったなと思い、えのきださんコラムの後藤さんの本からの引用文「大人になってからプロのサッカーが目の前に現れた以上、もう自然にファンになることはできない」っていうところに深くうなずいたことにある。
しかも実家がある街にJリーグのチームはなく、応援しているのは東京に来る前に住んでいた大阪で足を運んだセレッソ大阪。今では毎試合生観戦することが困難なのが辛い。
うん、難しいな。いろいろなチームのサポーターの話を聞く機会が増えれば増えるほど、サポーターというスタンスを取るのは難しいと思っている。けどサッカーは大好きだ。大好きなことを人に説明するのがこんなにも難しくなるとは。ややっこしい時代になりました。
まるで日本代表が出ていないワールドカップを見に行って、なんで出場していない国のあなたが見に来たの?って聞かれているみたい〜。

*1:後藤勝さんのことが書いてある記事

*2:セルジオ越後さんのことが書いてある記事