hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

より進化したJリーグ!

1)マリノスvsジュビロ戦について書かれた3/6朝日の記事を読んで思わず唸った!

長いシーズンが始まった。慎重な戦い方を重ねて徐々に連係を高め、やがて本来の華やかなサッカーで圧倒する。山本監督のプランがうかがえた開幕戦だった。

上の記事に付け加えるとすると、「勝ちながら」という言葉。しかし、それができるのはビッグクラブ。日本の前例は昨日の対戦相手、岡ちゃんマリノスのみ。
山本監督にとっては監督としての力量を世間に晒し出すシーズンとなった。こんな怖い仕事をよく引き受けたものだ。これって本当に自信があるのか、よっぽど○○かどっちかだな。まあ、でも人生のチャレンジャーとしては評価したい。とにかくガンバレ。

2)開幕初日、最大のトピックスは、徳島ヴォルティス大宮アルディージャの勝利!

あの仙台スタジアムベガルタを完封し勝利することは難しい。それを難なくやってのけたのはJFL2シーズン連続優勝の勲章を手にJの舞台に登場した徳島ヴォルティス。そして各評論家陣がマリノスジュビロ、レッズと並んでJ1優勝候補に挙げているガンバ大阪を破ったのは昨年度J2最小失点、鉄壁の守備陣を要する大宮アルディージャ
この2チームに共通するポイントがある。それは「自分の武器(売り)を変えることなく、バージョンアップして上のリーグに臨む」ってこと。
むかしむかし、京都、仙台、札幌、川崎・・・といったチームが昇格したときにはチームの主力選手を名のある選手に総取っ替えしてJの舞台に登場したものだ。しかしチームとしてのまとまりに欠け、早期に下位リーグへと降格した。
しかし近年は各クラブとも身の丈にあった経営を模索している。チームに下部組織を有し、選手を「買う」より「育てる」という姿勢を身に付け始めている。そして上位リーグに昇格してもチームの基本は崩さないという方針を持つようになったのではと思う。
あくまでも長期的な視野に立った本質的なチーム運営がこの勝利を生んだと信じたい。

3)加藤望の復活!

昨日は2試合観戦した。湘南ベルマーレvs横浜FCとFC東京vアルビレックス新潟のゲームである。いろいろと書きたいことは多いが、とりあえず凄い!と思った2つのプレーを紹介。
まず一つはベルマーレ加藤望の物凄いフリーキック。これはテレビで見て欲しい。縁起物だぞ。
そしてもう一つはFC東京の今野の自作自演のゴール。始めにボランチの位置から右サイド石川に芸術的なロングパス。そこからの折り返しで起こった混乱、クリアミスから前線に登場した今野が見事なシュートを決めた。凄い。
プレッシングがより強化されたFC東京はいい線いきそうだ。あれを90分間やられたら相手は辛い。昨年のナビスコ優勝の効果を非常に感じたゲームだった。