Don't Fight The Feeling

うわぁ〜、凄いのが出る！
アメリカのRhinoHandmadeレーベルからアレサ・フランクリンとキング・カーティスの「Live At Fillmore West」の完全版が出るらしい。題して「Don't Fight The Feeling: The Complete Aretha Franklin & King Curtis Live At Fillmore West」
4枚組、61曲収録で未発表曲がなんと42曲も入っている！曲目を見ると当時のライブが２セットまるまる収録されているようだ。あ〜すげ〜よ。死にそうだ。
以前このBlogで紹介したように*1、このアルバムはソウル、R＆B史上最強のライブアルバムの一つである。オリジナルだけでも素晴らしいのに、当時のライブの全貌を聴けるようになるとは。今グラミー賞、アカデミー賞で話題のレイ・チャールズも飛び入り参加しているんだぞ。すぐにでも聴きたい、買いたい。
が、しかし問題が。始めに書いたようにこれはRhinoHandmadeレーベルから出るのである。このレーベルはワーナーに吸収されたRhinoレーベルの通信販売専門のレーベルで本当に欲しい人、マニアな人のために貴重なアルバムを企画して少数生産し通信販売しているレーベルなのである。このアルバムも5000Copiesのみの販売とある。どうしよ。海外通信販売なんてやったことないしな。う〜ん悩む。タワーレコード新宿店でたまにこのレーベルのアルバムを少数販売していたりするので、もしかしたら・・・けど分かんないな。ディスクユニオンのSoul/Blues館で聞いてみるほうがいいかな。確かあそこでアラン・トゥーサンのアルバムが売られているのを見たことがあるような気がする。う〜ん。
アメリカって国に感心するのは音楽を、ポピュラー音楽を文化だと本気で思い、それを商品に反映できる人たちがいることだ。Rhinoから出る再発盤にはいつも感心させられる。音がいいし*2解説、例えばバックバンドで誰が演奏しているか、当時のヒットチャートで何位だっていうのが丁寧にジャケットに書いてあったりする。それをもっと発展させた形がRhinoHandmadeレーベルなのである。本当に好きな人にちょっと高くてもいいから、質の高いものを思い切って提供するっていう趣旨。企画も非常に深くて、ためになるものが多く、本当に音楽が好きな人が仕事しているんだなって感じがする。こんなのがあるっていうだけで嬉しいね。こういったことをしているレーベルはここだけではない。今Rhinoをしのぐ勢いのHIP-O SELECTレーベルっていうのもある。ここはなんとモータウンレーベルのコンプリートシングル集を出したばかりだ。1959年から61年までのシングルを集めたもので何とCD6枚組。61年以降のものも今後出そうだ。これもメチャクチャ気になるぞ。
　


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http://www.rhinohandmade.com/

*1:http://d.hatena.ne.jp/hirogoal/20050111

*2:オーディオ的に音がいいだけでなく、当時のレコードの味をしっかり出してくれる