hirogoal’s blog

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第3回日本視覚障害者サッカー選手権大会のご報告(その2)

間が空いてしまったが、決勝トーナメントのご報告を。予選リーグの内容はここを参照 → 第3回日本視覚障害者サッカー選手権大会のご報告(その1)


決勝トーナメント(準決勝)は1月23日(日)に行われた。
対戦カードは
所沢国リハとこちゃんず(東京)vsつくばアスティガーズ(茨城)
B.Cぴんきーず(千葉)vs大阪ダイバンズ(大阪)
の2試合である。
まず、とこちゃんずとアスティガーズの1戦は互いに相手を知り尽くしたもの同士の隙がなく緊迫した試合となった。昨年の11月に行われた試合では6−3という撃ち合いのゲームであったが、この試合は全く様相を変えた。両チームとも素晴らしいストライカー、とこちゃんずは宮島選手、アスティガーズは田村選手を有しているのだが、お互い相手エースに対するマークを徹底し緊張感溢れる好ゲームとなった。お互い五分の展開かと思われたがとこちゃんずが1点をとり勝利。優勝へ一歩近づいた。
続く、ぴんきーずとダイバンズの試合は鋭い攻めを見せるダイバンズが守りを固めてカウンターを狙うぴんきーずを制して勝利。決勝へ進出した。

所沢国リハとこちゃんずvsつくばアスティガーズ 1−0
B.Cぴんきーずvs大阪ダイバンズ 0−1
決勝進出は所沢国リハとこちゃんずと大阪ダイバンズ


決勝は東西の雄の対決となった。決勝に限りそれまでとレギュレーションが変わる。正規の試合時間ハーフ25分の前後半50分で戦うのである。準決勝までとは倍の時間で戦わなくてはならない。これまでの相手への対策以外に自分自信のスタミナ配分も大切になってくる。
試合前の予想では、それまでのダイバンズの戦術がある程度固定されていたので、そこを押さえればとこちゃんずが勝つのではという見方が強かった。しかし勢いに乗るダイバンズが先制する。宮島選手を徹底マークしシュートのかたちを作らせず、焦るとこちゃんずからカウンターで先制点を獲ったのである。その後とこちゃんずも反撃を試みるのだがなかなか上手くいかない。そして前半終了。とにかく点を獲らなければならないとこちゃんずはDFを交代して守備を強化、そして田中、宮島ラインで攻めることを徹底した。その作戦がズバリ当たる。後半に入り厳しい守りを続けるダイバンズから同点。延長かと思われた終了間際に逆転に成功し勝利した。
両チームとも決勝にふさわしい大会ベストゲームを見せてくれた。あらゆるカテゴリーのサッカーを通じて見ても、こんなにも勝利に対する意欲に満ち溢れ気持ちのこもった試合は滅多に見られない。本当にいい試合だった。


B1カテゴリーの最終結果は以下の通り
優勝:所沢国リハとこちゃんず
準優勝:大阪ダイバンズ
第3位:つくばアスティガーズ
第4位:B.Cぴんきーず
第5位:ハットトリック
第6位:東京Nフリューゲルス
第7位:プリティウェル
第8位:ラッキーストライカーズ福岡


個人的反省点:こんどはもっとメモを取るぞ。それとダイバンズ含め関東以外のことも勉強しなくては。