見たときに買えのアルバム
昨日購入した「Spiced With Brazil」Sonia Rosa With Yuji Ohnoのことである。
もともとは1974年頃ソニーのステレオを買った際におまけで付いていたステレオチェック用のレコードだったらしい。しかし内容のあまりの素晴らしさは当時から関係者のあいだで話題になっており、市販されていなかったため幻の名盤となっていた。それが2001年ＣＤ化され普通の人たちでも買えるようになったのである。けどこういうのは見つけたときに買わないといつのまにか廃盤になるのは世の常である。だから買っちゃった。
内容は素晴らしい。1969年に来日*1したソニアさんは様々なテレビ、ステージで歌い演奏し日本におけるボサノバの伝道師のような役割だったらしい*2。そのソニアさんが大野雄二のバンドと出会いこのアルバムが完成した。
それにしても70年代のいいメロディが沢山詰まっているアルバムだ。それらがサンバ、ボサのリズムに乗っていて気持ちいい。ソニアさんの声は非常にリズミカルで、細くも太くもなくて、何というかヒトの声のみが持つ美しさと表現したほうがいいような独特の感じがする。
とにかくまた名盤を一枚聴くことができた。うれしいね。
