hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

たまにはラジオを聴かなくては。

ここ数年は買うCDもマンネリ化してきてCD屋に行ってもなんか分かった気になり面白くなかった。原因ははっきりしている。新しい情報を積極的に入手しなかったからだ。レコファンの中古コーナーに行ってもタワーに行ってもいつも同じようなのばかり手にしている。こりゃあかんと思い、年明けから音楽誌に掲載されている2004年のベストアルバム欄なんてのを立ち読みして情報入手し、視聴を繰り返し、頭と耳を現在進行形に戻していた。
一昨年のストロークスなんかは、ちょっといいなって思っていたが、本気で調べると面白いのがたくさんある。
まず誰もが知ってる(笑)FRANZ FERDINAND。いいね〜。ちょうど僕の世代だとよく聴いた(聴いてる)パンク・ニューウェーブ以降のいいとこ取りって感じがするのが嬉しい。調べたところグラスゴー出身とのこと。アズティック・カメラと一緒だよ。これが売れるのはイギリスが変わってないってことか、いいものはいいってことか。どっちだろう。
Franz Ferdinand (Bonus CD) (Spec) (Dig)

THE LIBERTINES。これ買ってみた。ゴシップの連続でイギリス各紙で話題になっているらしい。こいつらはイーストロンドン出身でプロデュースはミック・ジョーンズ。もうそれだけで期待が高まる。が曲がかかり、しまったと反省。こういう盛り上がり方をしているバンドは歌詞がわかんないと。音は非常にカッコイイ。ニューウェーブ的というかプリファブ・スプラウトとクラッシュを足し算したみたいな音してるというか。非常に個性的で激しく美しい。あとやっぱ訳詞を読みたいぞ。
Libertines (Bonus Dvd)
てな感じで新しい奴らを聴いてみたけど、まだ耳が物足りない。
そこでぱっと思い出したのが高橋健太郎氏が始めたとミュージックマガジンに書いていたネットラジオ*1。さっそく聴いてみました。勉強になりました。いい曲が沢山流れてる。
まず、ラスカルズのジャングル・ウォークって曲。「アイランド・オブ・リアル」ってアルバムに収録されているらしい。古いって?そうだよ、70年代だよ。けど音はメチャクチャ新しい。ロック、ソウル、フュージョン、ジャマイカの融合って感じ。画面に表示された曲目を見るまではラスカルズって分からなかった。僕の持っているライノの2枚組ベスト盤にも同じアルバムから4曲入っていたので改めて聴いてみたところよかった。このアルバムはちょこっとしか聴いていなかったことに反省。
アイランド・オブ・リアル
次はErnest RanglinのMoondanceって曲。ジャマイカのスカの大物ギタリスト(ってことは60年代からの人!)らしいが今まで知らなかった。この気持ちよさは今で言うとSim Redmond Bandなんかにも通じる。レゲエとジャズの気持ちいいとこを足し算した音楽。
Gotcha
世界は広いし、いいものは消えてもどこかで新しく生み出されていく。マンネリは自分の積極性不足から来るんだなと改めて思った。

今日買ったCD
・「白い暴動(紙ジャケ限定盤)」ザ・クラッシュ (Sonymusic)
・「Grage Beat '66 Vol3 Feeling Zero...」VA (Sundazed)
・「Do You Believe In Magic」Lovin'Spoonful (BMG Heritage)


・アルバム「白い暴動」について〜戦うってこと
ブラックマーケットクラッシュの10インチのレコードもサンディニスタも持ってたけどクラッシュのファーストアルバムは持っていなかった。いつでも買えると思っていたし、ベストにある数曲で満足していた。
クラッシュを聴いて十数年がたち、今日ようやくすべてを聴くことができた。歌詞カードもじっくり読んだ。ジョー・ストラマーは怒って、戦っていた。このアルバムが世に出てから27年経っているが世界の何が変わったのだろうか。
今ようやく買っても全く後悔していない。その音楽も含め、今でも10年後でもたっぷりと通用するアルバムである。
白い暴動(紙ジャケット仕様)【2012年1月23日・再プレス盤】