コステロの新譜
夕食前から曲を流し始め、食べ始めてから止めた。
奥さんが先に寝てしまったので、洋間でひとりヘッドフォンを使い音量を上げて再び聴いた。だんだんと盛り上がり10曲目の”Sulphur To Sugarcane"の途中でハマった。
このアルバムはブルーグラス、カントリーだとかプロデューサーがTボーン・バーネットだとかを気にすると、あんまり上手く聴けない。コステロのライブに似ている。勢いが付くとき、より絞り出されるコステロのコクとかアクとか毒とかに耳を奪われると一気にその世界に入れる。コク・アク・毒がテクニカルなナッシュビルのミュージシャンと上手く混ざり合い(おそらく本人が狙ったとおり)予想外の結果を生み出しているのである。
相変わらずBGMにしにくい音楽。ルーリードのヴェルヴェッツ時代の名曲"Femme Fatale"のカバーなんかは流して聴いていて途中まで始まったことに気がつかなかったのだけど、突然、スゴイ!とアタマが感じ、スピーカーのほうを振り向いた。これもよくあること。
他のことをさせない音楽っていうのも最近少なくなったし、そういう音楽を聴く時間も少なくなった。うーん、これでいいのだろうか。
- アーティスト: エルヴィス・コステロ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/06/03
- メディア: CD
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