hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

”山”だけの神童ではなさそうだ。

東洋大柏原竜二の試合前の幼い顔つきが、まるで体操の内村航平のように見えたのは間違いではなかった。

柏原は内村と異なり、苦しそうな顔つきのまま走る。そして重なるのはその冷静さと負けず嫌いさ。柏原は10年は破られまいと思われた”山の神”今井正人の記録を破り、区間新記録を作った。

今年の箱根駅伝はランナーの実力をそのまま見ることができる。序盤からダニエル、モグス、木原真佐人、佐藤悠基、竹沢健介、三田裕介と素晴らしい走りが続き、最後に柏原。天候の良さが、良い記録、良い走りを導いたように思える。涙を誘う場面は少ないが(笑)今年の箱根は陸上界の技術の進歩を見るようで、これはこれで楽しい。