ジョークや逸話で夢を見る
高橋源一郎の『優雅で感傷的な日本野球』を読んでる。
野球をするためにはまずジョークや逸話を沢山覚えることから始めるべきなんだ
このフレーズ(とあえて言おう)が好きだ。「野球」を「サッカー」に置き換えても「ロック」に置き換えても何でもいい。初めにそういうことに出会うことが、長く幸せに続くファン生活の第一歩だと思う。
だから専門誌のインタビュー記事はそれを意識して書いて欲しい。ウソはいけないけど、ホントの逸話はとても魅力的だから。テレビ中継のインタビュアーはそれを意識してマイクを向けて欲しい。彼らのアドリブのジョーク、それは伝説になるのだから。
名選手にならなくても、酒場でそういう逸話やジョークをまるで本人から聞いたかのごとく語れる大人が増えるのもいい。
それも文化。百年もつ夢。
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/06/03
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (65件) を見る