大黒とガンダム

ただいま久しぶりの帰省をしているのだけど、松江に帰る特急やくも号の車両の中で面白い少年に出会った。ちょっとだけ書く。
彼は大阪の千里丘から鳥取の米子市までおばあちゃんのところへ一人で帰省している中学１年生の少年。（ここではIくんと書いておこう）彼は面白い子だった。
この列車はパノラマ車両だから電車の真ん前で景色を十分に楽しめるとご両親から聞いていたらしい。けど、彼の席は先頭車両の一番後ろの席で満足できない。そこで彼は一番前に座っている今まで見もしない子とハナシをして、横の席に座らせてもらい、しばらく楽しんだそうだ。
で、満足して自分の席に戻り、横に座っている僕に対しては「せんせい」と語る。「せんせい」じゃないよって話しても本人は大人イコール「せんせい」となっているようすで、いつまでもそう語る。まあいいやと彼の生活を聞いてみたところなかなかおもしろかった。
彼は千里丘のチームに参加しているサッカー少年だった。ポジションはセンターバック。何でも監督はフォワードをさせたがったのだが、本人はディフェンスがしたくてセンターバックに着いたそうだ。一番好きな選手は？と聞くと「大黒選手」と理屈っぽく語る。妹さんの病気の関係で「大黒シート」という席に着かせてもらい、大黒本人からサインをもらったため、そうなったらしい。けど彼だけでなく周りの選手みんな大黒ファンだそうだ。Iくんいわく「地元の英雄ですよ」ということらしい。
そして彼の夢はと聞いたところ「サッカー選手になりたい」ではなく「バンダイでガンダムのプラモデルを設計したい」ということだった。お父さんの影響らしいのだが、彼は相当マニアックで、さまざまなガンプラ情報を延々１時間も語ってくれた。
”大黒”と”ガンダム”。なんか共通するものを感じるな。あまり意味はないが。
やはりガンバ恐るべし。何てったってガンダムの設計士（志望）がサポなんだからね（笑）