hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

音楽とは音を楽しむこと。

とにかくフジロックよかった〜。ワールドカップと同じく参加しなきゃこの楽しさは分からないと実感。観客のほとんどが知らないようなバンドでも彼らは純粋にステージの音楽を楽しみ、歓声を送る。これがいいんだよ。
観客層は20代の連中が最も多いと思うのだけど、彼らも非常にナイーブというか、夢を見ているというか、非常に純で礼儀正しく見えちゃう。まさに「(WHAT'S SO FUNNY 'BOUT)PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING」。社会に出てもその気持ち忘れるなよ(笑)。


で、出演したバンドの8割は知らなかったのだけどハズレなし。レッチリストロークスソニックユースを外しても楽しめるとは。さすがフジロック
今回見たバンドは下記の通り。
7月29日
ザ・キングトーンズ featuring ジミー入枝&ナンシー(2曲だけ)
Double Famous(木道亭での演奏。この右上の写真)
・BIG WILLIE'S BURLESQUE
・THE BENEVENTO/RUSSO DUO
木村充揮with三宅伸治FRF ALL STARS
・アコギなSS(1曲のみ)
・THE STRING CHEESE INCIDENT(2部構成の約3時間半に及ぶ演奏!)
で、夜の11時30分にステージのライブを見終え、The Place Of Wonderのテントへ向かう。
着いたのは深夜12時過ぎ。テント内ではDJによるスカ、レゲエ、R&Bの曲が流れていた。しばらくしたら、いきなりロックンロールショーの開幕!BARRENCE WHITFIELD & THE RIZLAZの生演奏だ。これがまた熱くて激しい演奏。リトル・リチャードの最盛期ってこんな感じだったんだろなって思った。ダンスフロアーで踊りまくる若い奴らに負けじとダンシング長靴で踊るも眠気が襲う。無理して最後まで踊り、次のDJタイムで一休み。
そして、この日最もスペシャルな時間が始まった。
早朝3時開始のTHE RUDE PRESSURES featuring Rico Rodriguezの演奏だ。スカの神様(ってことはレゲエの神様でもある)リコのトロンボーンによる演奏はとても濃く、まさにオリジナリティ。何と言ったらいいのかよく分からないが、これは出来そうで出来ない音だ。パイオニアの真似は出来るが、超えられない一線があるのだなと思ったり。このテントの主役のギャズ・メイオールが歌う”リンゴ追分”の演奏をはさみ、最後は”ガンズ・オブ・ナバロン”。もう頭も体もお腹いっぱいで宿に戻った。


7月30日
この日はめちゃくちゃ良い天気。まさに野外フェスのよさが満喫できる日である。しかし・・・。
・KT TUNSTALL
のみ。彼女は初めて聴いたのだが、なかなかよい。60年代のブリティッシュロックを見事に消化して、現代に生かしている。CD買いたくなった。

7月30日は前夜(というか今朝)の影響で、朝はもちろん起きれず、午後1時過ぎに会場入り。比較的空いていた食べ物屋、飲み屋をハシゴする。午後4時に会場を出て、THE TERRY ADAMS & STEVE FERGUSON QUARTETのライブを見るため東京へ戻った。
途中で寄った越後湯沢駅の駅ビルに素晴らしいお店が。何と新潟の何十種類ものお酒の利き酒店だ。500円で5枚専用のコインがもらえ、そのコイン1枚で好きなお酒がお猪口1杯飲める。ここで初めて知った日本酒度60っていう、史上最強に強い日本酒も飲めた。

で、心地よく酔っぱらい渋谷でTHE TERRY ADAMS & STEVE FERGUSON QUARTETの演奏を聴く。やっぱり彼らは史上最強のアメリカンライブバンドだ。帰ってきてよかった〜。


これで今年の祭りはおしまい。贅沢な2ヶ月でした〜