hirogoal’s blog

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非常にワールドカップ的な試合 〜 F組 ブラジル対クロアチア

堅い試合。ブラジルの初戦はこれでいいのだ。ほんの紙一重だけ上にいけばよい、という試合だ。しかしこの対戦の場合、その紙一重を作り出すことはちょっと高度な作業。それはクロアチアの調子が悪くなく、その実力を発揮したからだ。
このクロアチアを相手にしても、全力ではなく、腹八分目、紙一重で勝てるところに今回のブラジルの強さがある。クロアチアのような剛の相手に剛でも柔でも対応できる強さ。
今日の主役はカカとゼ・ロベルト。相手の腰の据わった強い攻撃をしっかりと受け止め、跳ね返した。ブラジルの芯、その強さの芯はここにある。このチームは前線ばかり目立つが、このポジションがしっかりしているので強いのだと再確認。それをパレイラ監督が理解している以上、最強のブラジルは続く(だからファンタスティック4以上は見られないってことだぞ)。その基にある考えは、ある意味ジーコも同じなのだけど。


これを見て、なおさらブラジル対イタリア戦が見たくなった。ロナウジーニョトッティではなく、カカとピルロ。この二人の対決を見たい。そうか、だからミランは安定して強いはずなんだよ〜。