ワールドカップの伝え方
猫も杓子もワールドカップ?!、何これ!ねぇ〜なんて言われてもニュース番組でワールドカップが大きく取り上げられてくると、少しずつソワソワしてくる。
記者会見でオーストラリアのヒディング監督が「目的は日本戦に調子をあわせることでテストマッチの結果は関係ない」と語った映像などを見ると、真剣度を増したコメントがこちらにぴりっとした感じを与えたりする。こういう雰囲気を伝えるのにはテレビがよい。
雑誌は難しいな。この時期に合わせて出版するためには事前に、ワールドカップに出場する選手が決まる前に、記事を作成しなくてはならない。だからどうしてもある一定のスター選手に偏った特集記事になってしまう。内容はそれぞれ工夫を凝らしているものの、やはりナカータはもういいよ〜感は否めない。
今はワールドカップに向けて少しずつゾクゾクし始める時期なのだ。想像力が多ければ多いほどそのゾクゾク感は増していく。僕の想像力ときたら大したことはなく、試合そっちのけで料理やワイン、ビールのことが載っている本を見るのが楽しくなってたりして(笑)。
こないだU先生はワールドカップは大衆のカーニバルなんだと語っていた。そうなんだよね、今僕が知りたいのはドイツ国内500都市で開かれるというパブリックビューイング情報。ワールドカップの楽しみは今の報道と少し違うところにあるような気がする。それを上手くメディアに教えられなかったことが2002年のちょっとした失敗だったのかも。
- 作者: いしかわともこ
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