hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

今週のマガジン〜モノクロページも欲しい!

連載で続いている増島みどりさんのコラムがよい。名著『6月の軌跡』のときの資料を基に2度目のクロアチア戦をさまざまな視点で深く掘り下げた内容だ。98年当時も日本の武器は中盤のパスワークだった。そのパスの軌跡から勝負の綾を解明し、今回の戦いに結びつける。
パスの本数などいくつかのデータが使われるのだが、その使い方が続くページにある「中盤パズル」の資料の使い方と真反対に見えて面白い。


今週号に掲載されている連載のコラムは巻の選出、クボタツの落選についての内容が多かった。一番落ち着くのは佐山さんのコラムにある「久保の真のライバルは同ポジションの選手ではなく『時間』そのものだった」というもの。
でもこんなことはどの世界でもよくあるものなのよ、という帰宅途中のOさんのコメントに、うなずきながら久保の代表初出場試合、長居スタジアムでのエジプト戦を思い出したり。確か、こけたか、ボールを空振りしたかでど緊張した様子だったなぁ。そうそうアキと生年月日が同じなんだよ。クボタツ。二人ともその「時間」に上手く巡り会わなかったことは似ている。(アキはワールドカップに出るには出たが)


それにしても全部カラーページっていうのは読みにくい。文字を読ませることと、写真を見せることはあんまり重なりすぎてもよくないのだなぁと勉強になる。ワールドカップだからって特別なことをされても読み手はきつい。情報が多いのは嬉しいが地に足のついた文章を数多く読みたいっていうのはダメなのかなぁ〜