hirogoal’s blog

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これが本当のオールスターだ!〜第1回関東フットサルリーグ・オールスター[Jam!]

昨日は駒沢体育館で関東フットサルリーグのオールスター戦を観戦。試合は楽しく興奮するもので、まさしくエンターテイメント。Jリーグのそれより遙かに内容はよかった。選手たちの参加したい、1流のみんなと一緒にプレーしたいという気持ちがスタンドも伝わり気持ちよかった。後半開始のときは(楽しそうで)早く始めたいと思うプレーヤーが先にピッチに立ち、審判団を待ってしまうほど。
各エキジビジョンマッチも良い試合ばかりで、これが1000円で見られるとは驚き。ただし運営は手作りの匂いがたっぷりしており、有料イベントの運営としては若干物足りないところもあった。今後は試合のエンターテイメント性と釣り合うものまで持って行って欲しいぞ。


当日のプログラムは下記の通り。
1)エキジビジョンマッチ1 LONDORINA U-12 対 MALVA U12
2)甲斐修侍選手によるフットサル講習
3)エキジビジョンマッチ2 GALO U-15 対 MALVA U-15
4)スペシャルイベント 2ON2最強タッグ決定トーナメント 
優勝BOTSWANAチーム
参加チーム
BOTSWANA 太見選手、関選手
PREDETOR 岩本選手、中島選手
CASCAVEL 稲田選手、久光選手
SPECIAL TEAM 甲斐選手、上村選手
5)U23 エキジビジョンマッチ Limonanda(リモナーダ) 対 Cereja(セレージャ)3対1
6)オールスターゲーム Mirtiro(ミルチーロ) 対 Morango(モランゴ)9対6


もっとも素晴らしかった場面はオールスター戦、最後のゴールが決まった瞬間だ。モランゴ甲斐選手からの見事なフィードを前田選手がダイレクトボレー。これが見事に決まった。これぞオールスターのゴール、あまりにもファンタスティック。今年、僕が生で見ることのできるゴールとしてこれ以上のものは(サッカーも含め)あまりないだろう。
もっとも目を惹いたプレーヤーはオールスター戦ではなく、その前のU−23の試合、リモナーダの小山選手だ。彼は身長わずか158cm。しかしその重心の低さを生かしたドリブル、足技の巧みさは見事だった。例えるならメッシとリケルメを足したようなプレー(といったら大げさか(笑))。ジーコなんかこういうプレーヤーが好きじゃないのかなあって思ったり。
小山選手はボツワナの所属だ。太見選手、北原選手もその能力の高さを感じさせてくれたし、ボツワナ出身のプレーヤーたちが日本のフットサル界の流れを変えていく姿も見ることもできた。だから日本フットサルの歴史を作ってきた甲斐選手、難波田選手と彼らとの絡みにリズムの違いを感じたり、また融合してより良くなる可能性を感じたり、楽しく考えさせてもらった。 ミルチーロはテクニックの祭典。渡辺&上村のフトゥーロ組、金山&稲田のカスカベウ組、市原&高橋のプレデター組の融合はまさにオールスター。テクニックが見せるエンターテイメント性を十分に楽しませてもらった。


このリーグのトッププレーヤーたちは技術がある上、キャラが立っている。U−12,15,23の選手たちが見せてくれた将来性の豊かさを含め、日本リーグを作る下地は十分にできている。あとは運営。いい人材がリーグスタッフに入り、あまりにもナイーブに見える今の組織をしっかりと発展させて欲しい。