ホンモノのライブ盤〜”アット・フォルサム・プリズン”

とうとう日本盤で発売された！ジョニー・キャッシュの名作ライブ盤”アット・フォルサム・プリズン”だ。
このアルバムは１９６８年、カリフォルニア州率フォルサム刑務所で行われたライブを収録したもので、ジョニーの名作の一つ。彼の語りの内容を知りたかったので対訳付きの日本盤が出るのをず〜っと待っていたのである。
映画「ウォーク・ザ・ライン」で描かれていたように観客である囚人たちとの掛け合いが最高の雰囲気を生んでいる。大体、この刑務所でその名を持つ曲”フォルサム・プリズン・ブルース”を歌うってことが凄い。しかも歌詞が歌詞だけに観客は盛り上がる。
人の心をつかむっていうことには様々な方法があるのだな〜というのが最初の感想。ジョニーはギリギリのブラックな話をたくさんするので、観客たちは大喜び。当然演奏は素晴らしいので、盛り上がっても暴動にはならないよなぁと自然に思ったりする。
当時ＣＢＳのトップはこのアルバムを作ることに大反対したのだが、結果は大成功。見事ヒットチャートのトップを獲得することができた。聴き手はいいものには飛びつくものなんだよ。


作り物でないライブアルバムっていうのにはなかなか出会えないのだけど、これは本物だ。

At Folsom Prison