hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

2006年しとしと日記スペシャル!〜お正月だよロンドン・ロンドンその4

さて3日目は元旦でした。あけましておめでとうございますって感じではなかったな〜。一緒に旅行していた相棒が実家に電話しているのを見て、あっ正月なんだなって思ってりして。
そうそう、昨年末は忙しかったため年内に年賀状は書かなかった。とりあえず住所と名前が書かれた定番のパターンをコンビニ経由で印刷所に依頼し、帰国後に書くことにした。だから先週末から毎日帰宅後は年賀状の返事を書いている。
これがまたよい。はがきを毎日手書きで書くといくことはなかなか新鮮なのだ。裏面のコメントはわずか2行ほどだけど、ほんの少し緊張してボールペンを握ることはキーボードでは味わえない心地よさ。ラブレターなんて書いたことないけど、気持ちはキーボードより伝わるよと思ったりして。


さて、イングランドの続き。
お正月は相棒に無理言ってリバプールへ。もともと計画はしていなくて、行きの機内でどうせなら行っちゃえと思ったのである。



当然目的地へ行くのには苦労した。そう、ストロベリフィールズはリバプールのはずれにあったのである。最寄りのメンローブアベニュー(!)へ公共機関で行くにはバスしかない。だから初めは地球の歩き方に書いてあるバスセンターへ向かった。しかしその日は日曜日。あっちへ行くバスは運休なのであった。がっかりしたが、時差ボケの頭は簡単にあきらめる。次回(いつだ!)にしようとしたが、相棒のD丼が行ったほうがよいと強く言う。結果的にはそれがよかった。よしと気持ちを立て直し、暗くなる前にと適当にタクシーを拾う。不思議なもんで乗車したところ、前向きな気持ちがムクムクと立ち上がり、どんなことがあっても行かなくちゃならないと思い直すことができたのである〜。

確かに遠かった。乗車後20分近くなり、遠回りしてたら許さないぞと思い始めた頃、細い茂みの中をタクシーは上る。そこにストロベリフィールズはあった。

ジョン・レノンをあまり知らない人にとっては何てことない古びた赤い門。しかしこれがジョンが幼い頃預けられた孤児院で、ビートルズの名曲のタイトルになっていることを知るものにとってはあこがれの場所なのだ。今よりもっと喜ぶであろう、ビートルズを知ったばかりの中学生の頃の自分に伝えたいと強く思った。(ジョンが亡くなってすぐの頃だ)
タクシーのおじさんは優しいといういか商魂たくましいというか(笑)。我々を、次はジョンの生家、ポールの生家、最後にペニーレインの通りへと案内し再びライムストリートステーションへ。まあとにかく泣けました。D丼ありがとね。

その後、イングランド最大の聖堂の一つ、リバプール大聖堂できれいなパイプオルガンの音色を聴き、まずいアメリカ料理を食べて再びマンチェスターへ。

到着後二人でスポーツバーへ行き、ワインを飲んで酔っぱらい、終電に乗り遅れタクシーでホテルへ戻る。なんて一日なんだい。