hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

滝川二高対コンサドーレ札幌ユース

昨日は高円宮杯準決勝2試合を国立で観戦。
今年はいろいろ忙しく、まだ一試合も見ることができなかったんだよ。うれしいね〜。
お目当てはもちろん”でっかい”モリシ!滝川二高のNo9、フォワードの森島康仁選手である。
まずこれまでの滝川二高の戦歴を。
滝川二高はプリンスリーグ関西地区2位での勝ち上がりで今大会に出場。1次ラウンドは市船、東京Vユース、広島観音という強豪揃いのグループEに入った。以下結果のみ記載。

対 東京Vユース戦 2対0で勝利
対 市立船橋戦 6対1で勝利 (モリシハットトリック!)
対 広島観音戦 2対2の引き分け

なんとグループ首位で決勝トーナメント進出!
続く決勝トーナメント。

1回戦 対 名古屋グランパスエイトユース 2対0で勝利
準々決勝 対 広島観音戦 1対0で勝利

そして昨日の準決勝コンサドーレ札幌ユース戦を迎えたのである。


はっきり言おう、コンサユースは強かった。10番の右MF藤田、8番トップ下西、14番左MF長沼、9番FW川村のプレーは華麗で素人目にも技術は高い。モノが違う。序盤は圧倒的に攻められた滝川二高が手も足も出ない展開。前半9分に藤田がPKで得点。必然さえ感じるPKだった。一方滝川二高のモリシは高さとヘディングの強さでコンサDFに競り負けることはないのだが、なにせボールが回ってこない。もともとショートパスを繰り出して中盤を作るのが伝統の高校だけに放り込むことは最後の手段なのかなって感じがした。(その点、1次ラウンドはどうだったのだろうか?知りたい)
前半30分過ぎから、ようやく滝川二高DFがコンサ攻撃陣のスピード、切り返しに慣れ始める。思いっきり抜かれることがなくなってきた。前半34分にコンサユースのFW門間がイエロー2枚で退場。ユースの大会にカード2枚の退場は似合わない。諸事情はあるのだろうが、他の判断はできなかったのかと疑問に思った。相手が10人ということもあるが、このあたりから滝川二高は攻撃の形ができてくる。このまま1対0で前半終了。
後半に入り、滝川二高が優勢となる。しかし人数を掛け守備を固めるコンサユースの壁をなかなか越えることができない。ようやく後半14分、滝川二高FW松本が(確か)右サイドのクロスからの展開でゴールを決めて同点。こうなるとコンサユースも守備ばかりに時間を掛けることができない。滝川二高攻撃陣の前にスペースが現れ、ペナ付近まで攻め込む場面が増えてくる。何度もゴール前に攻め込むのだがコンサユースGK塚本の好プレーもあり、なかなか得点は入らない。
そしてコンサユースのカウンター。長くて速いパスが滝川二高のDF陣の間を抜く。右サイドから走り込んだコンサユース藤田がDFより先に追いついた。すでにペナ内。あわてた滝川二高のDFが藤田を倒し、再びPK。落ち着いている藤田がPKを難なく決め2対1。そのあと滝川二高が攻めまくるが追いつくことができず惜しい敗戦となった。
モリシ目当てに来た僕としては非常に残念なゲーム。彼のよさを少ししか見ることができなかった。しかしヘディングのときにジャンプする姿は美しかったよ。センスを感じるな。いい素材なので足下も鍛え、高さという良さも伸ばして息の長い選手になって欲しいと思う。
しかし、藤田。彼は凄いな。決勝見に行こうっと。
PS:滝川二高の応援団が歌う数々のモリシコールは楽しかった〜。